CALCIO(カルチョ)

 
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 大垣インターの近くの裏手にあるという立地条件ながら数年前から地元情報誌に宣伝しなくても現在も営業中、というイタリアンの店を昼に妻と共に利用してみる事に。一応、店のHPはあるにはあるんだけど去年?の12月頃のままなのが気にはなったが自家製パン、パスタ、スイーツってのには興味もあるし… ってのは興味ありますしなぁ…
 
 という事で、
お昼はランチメニューのみ、パスタランチが14種類の中から好きなパスタを選んで¥1500、魚・肉のランチがそれぞれ2種類から選べて¥2000、どちらもスープとデザートに飲み物がついて、ってコースになってまして、私が肉コースで「牛のほほ肉の煮込み」を、妻が「魚貝とバジルのパスタ」を、ってオーダー。
 落ち着いた色の店内、色々と小物が飾ってはあるものの落ち着いたトーンでアベックや女性同士、ってよりも落ち着いた夫婦で利用するのがいい感じ… 実際、今日の昼のお客さん、私らも含めて比較的年齢が高かったんですが…
 
 仕事そのものは決して悪くはないものの、なんか一味、あと一層の深みがどの料理も足りないんですよな。例えば最初に出てきたミネストローネもタップリの量にタップリの野菜で、一口目の印象は決して悪くない。でも食べ進むウチに飽きてくるんですよ、味が平坦っか奥行きに欠けるんで。色々な野菜があっても、トマトが全部消してしまってて具材の良さを感じれない。量が多い分、余計に飽きてきましての…
 同じくメインのほほ肉の煮込みも一口目は美味しいんですが、大量に散らされているパセリの味を全然感じれなかったり、スープそのものの平坦さが付け合せの野菜を引き立てるかわりに平坦化してしまってるんですよな。妻のパスタも同様で、バジルの香りがしないんですよ、見た目と違って。魚貝の香りはしていてもそれがパスタとしてのものとしては遠く、自家製っぽいパスタとの絡みきれてないんですよね。
 付け合せのパンは普通に美味しいんですが… ってトコロに出てきたデザートはリンゴのタルトとパンナコッタ、これが美味しいんだけど味が濃厚過ぎて料理の余韻とかが全部吹っ飛んだのはデザートとしてはどうなんだろう? っと。
 
 コースしか選べない不自由さと料理のバランスの悪さ、値段から言えば量は多いけど… 不味かないんだけどねぇ… って事で個人的にはイマイチでした。まぁ落ち着いた雰囲気を味わうのには悪くはない店とは思います。実際、12時頃にはほぼ満席にはなってたんで。でも、気軽にちょっと食べてお茶をしながらお喋り… ってのには向かないんで、アッサリ目で淡白なお味が好みの熟年カップルの方になら、店員の対応も悪くはないんでどうぞ… って事で。