『ディシプリン*帝国の誕生』(Wiiウェア)雑記。

 

 
 まだクリアー前だけどもとりあえずその時々に思いついた事を書いていく雑記、だけど一応伏字処理はするけどダラダラ書きなのでお暇な方だけ… あ、あと飯田和敏氏の作品のファンの方は読まない方がいいかも、って事で。
 
 

  • 【今んトコの攻略のコツ】
    • 一日のスケジュールは「起床」→「自由時間」→「作業(昼食)」→「自由時間」→「就寝」。一日の終わりに自動セーブ。
    • 同房者との会話は禁止されていないのとクリアーに必要なのでどんどんするべし。好みのスープのヒントも出るし話しかけないと進めないし。
    • 監視員は画面に入っていなければOK。位置的に絶対に見える位置にいる筈なんだけど「画面に入っていない」イコール「存在していない」なので気にしない。故にキャラの移動はマメに。
      • 中盤からの監視員三人固定(更に後で+三倍早い赤いの追加)にはセンターの子を中心に左右それぞれの中間地点で顔がコチラの方を向いていない状態(彼女らの顔の向きで対処)待ちで。警棒?をもて遊び始めるのが合図、でいいか。
      • 中盤からの監視員三人固定+三倍早い赤いのには彼女らの顔の向きで対処。警棒?をもて遊び始めるのが合図、でいいか。
    • 同房者からの質問は特に回答に気を使う必要は無し。むしろ通常会話で欲求の増大の方が多い時もある。
    • 時間を進めたい時は床を這うオヒマツブシ(虫)を踏み潰して。
    • スープの色合い(味付け)で心の壁を崩せるが、特に同房者の意に沿わなくてもクリアーは出来るので中盤までの移送日数に余裕がある間は適当なトコで。
    • スープは放置していると変色していくので注意。十字キーの方向に三原色+白色が割り当てられているのでその方向を押しながら振ると色がつく。
      • 白色でのリセットは時間の浪費っぽい気が。90秒、だもんねぇ。
    • 欲求の解消にはレベルを上げた状態での放射作動の方がいいが、その分別の欲求も上がり易いっぽいので注意。
      • 「スイミン」→部屋右奥隅でベッドが作動。レベルが上がると仕切りが出たりする。
      • 「ショクジ」→部屋右手前壁で豆が、レベルが上がると部屋左手前壁(洗面所左)でオヤツ(キノコ)が作動。オヤツの方がクウフクの解消には役立つ分、「スイミン」「ハイセツ」の上昇も多い。
      • 「ハイセツ」→部屋左奥の便器。レベルが上がると水洗になり解消の度合いもアップ。
      • 「セイケツ」→部屋左壁中央の洗面所で作動。レベルが上がるとシャワーも出るが「スイミン」「クウフク」が増え易い気も?
      • 「タイクツ」→部屋の右壁のポスターで作動。
      • 「カイテキ」→天井の中央でファンが作動。但し「スイミン」が増える事も。
    • プレイヤーと同房者合わせて三回目の注意で全員連帯責任で「おひとりさま」(独房)入り。釈放後は就寝になって一日が終わる。
      • 注意された数は持ち越し。日にちを重ねても消えない。故に2個になったらもぅわざと「おひとりさま」入りでもいいかと。
      • 「おひとりさま」(独房)に入れられたらリモコンを画面外に向けて振るとツボ押しモード。
      • 「頭」が十字キーのどれか、「首」がAボタン、「喉」がBボタン、「背中」が+か−、「尻」が1か2。正解だと頭からサインが出てリモコンのスピーカーから悶え声が出る。五回正解するか一定時間(独房で何もしない時間と同じ?)で終了。五回正解の方が遥かに早い時間で出られるので既に午前中で同房者を開放しての夜、もぅ鳥視点での妄想を見終えた後での時間が余っての消化の時にわざと独房入りをするのもいいかと。ただ鳥が出るのが今んトコ夜だけっぽいので夜は待ちがいいかと。
      • ツボ押ししなくとも大体3分程度で釈放になるので好みでいいかな… と。
    • 同房者は開放された時点で移送。期限内に開放されなかった場合も移送になるが、後でまた一人づつ出てくるのでそれ程気負う必要は無い、か?
      • まぁ称号集めには何らかの影響があるんだろうけれども。
    • 開放は移送期限ギリギリでの達成でいいかも。
      • 期限内に達成してもボーナスもメリットも特に無いし、部屋の設備のアンロック条件も部屋の中で何かした事での、ってのが多いし。
      • またバニーボーイ開放後に窓辺に現れる鳥での妄想集めも考えると、ストーリーの進行によって監視員が増えていく中盤までの間はノンビリやってく方がいいかも。

 
 

  • 【2009/09/06の時点での雑感】
    • まず書いておかなければならないんですが、私は飯田氏の作品は『アクアノートの休日』と『太陽のしっぽ』しかプレイしていませんが、ぶっちゃけ嫌いです。世界観やビジュアル面やコンセプトは嫌いではなくむしろ好ましく思ったからこその購入でしたが、商品としてのゲームで言うならキーレスポンスの悪さやゲームバランスの悪さ、自由度の高さに名を借りた作り込みの甘さや抜けにしか思えなかった、って思いまして… まぁ今プレイし直すとまた違う感想を持つのやもしれませんが。
    • 今回の購入、ファミ通での紹介記事でのビジュアルとストーリー、ゲームシステム部分が妻共々に興味関心を持ってしまっての購入、であって、購入後に飯田氏の作品と知って納得した反面ガッカリした気分になった、ってのが正直なトコですかね。
      • っか、これをプレイするまで遊んでいたのが『ドラゴンクエスト9』なもんですから評価っか印象・雑感は辛いっか厳しくなりがちになってる自覚はあるんですけども。
    • ¥800という値段は妥当な所か、なぁ… 絵柄や音楽、世界観は好み、なんだけども。
    • ゲームとしては相変わらず駄目だと思う。基本がゲームウォッチ程度なのは仕方ないにしても矢張り繰り返しの単調さを快適に操作出来ないってのは個人的に駄目ではないかと。
      • イムリミットが設定されているけれども期限内に達成してもボーナスなりメリットが無いし結局後で単独で再同居させられる事に対するメリットも無い代わりにデメリットも無い、等々の事柄はシステムもまたテーゼの1つだった筈のこのゲームでは駄目なんじゃぁないのか。
        • 操作にヌンチャクを装着してもしなくても良い、どちらでも構わないってのもどうなんよ?とか。実際、操作って点でも中途半端だけど。
    • パッケージ売り出来る作品ではないが、いっそR指定の方がすっくりきてる部分もあるような。
      • と言うかテキストにもちっと小技が欲しいかなぁ… 例えば最初の「レクチャー教授」の妄想で、多分食う為の殺人をしていると思わせる文章なんだけど地の分の中の「仔鹿」ってよりは【仔鹿】ってカッコ付にするとか、いっそ【仔猫】とするとか。多少房での会話と妄想にズレと言うか矛盾があるのもすっくりこない部分も感じなくもないんだけどもさて…
    • スープのかき混ぜ、ヌンチャクにも対応していて欲しかったんだが… っかリモコンだと上手く混ぜ切れない(汗)…
    • 新たにオープン(アンロック)になる装置の場所のヒントが少ないのもちょっと。
    • 同房者のモデルがある程度解るけれどもアレ、20代でもぅ解らんのじゃぁないかと。
      • 多分「レクチャー教授」はレクター教授佐川氏、「セールスマン」は石鹸売りって事で最初『fight club』のタイラーかと思ったけど多分上祐氏、「森の音楽家」は歌詞的にレノンっぽい気もするけどカートなのかな? 「ユカイくん」は『clockwork orange』のアレックスっぽい個所もあるがサカキバラ、かな? 名前を忘れたが映像マニアが宮崎、「センセイ」は麻原、「バニーボーイ」とそれ以降は今んトコちょっと解らんっす。
    • 同房者の解放(開放)手段が「ひたすらに相手の欲求を解消させてあげて胸襟を開かせた後で握り締めたイチモツの先端から己の体液(you液)をbukkakeる」ってのはどうなのかと。ちょっとコレには違和感というか抵抗感があるなぁ…
    • 社会と言うか時代の閉塞性としての「舞台」はいいし、そこでの様々な欲望と妄想にまみれた生というテーマっかテーゼも悪くはないんだが、コミュニケーションっか他者との関係性の構築手段が倒錯的なのはなんかこぅ、個人的には… まして「他者」としての同房者は自分では何一つ出来ない(朝の洗顔、午後の排泄、夜の就寝は自分達で勝手に出来るというのに!)のをさんざフォローしてあげ尽くしてやった後がbukkakeなのはどうなのよ? クリエイターの性癖っか思想としては解かるんだけどもそれが現代のこの情況っか情勢において、そう現代にリリースする意義のあるゲームなんだろうか? 時代性って意味はあるだろうけど… って私はこのゲームに向いていないのかもしれない気質性質なのかも。
      • 他の収容者が明らかに犯罪者や異常者であるので会話が成立しないで言葉の投げつけ合いにしかなってないのもまぁ仕方ないんだろうけれども。
      • もうちょっと言えば、彼らが人間(キャラクター)として存在している証明はプレイヤーが語りかける事でのみで、それ以外で自発的に発言をするのは昼食時のスープの感想だけ、ってのから考えると主人公が出来る返答が肯定(又は賛同)か否定(若しくは拒否)であって中間が無いんだったらいっそ「はい」「いいえ」だけで統一した方が良かったかも?って気もしなくもなく… 感情的な台詞での選択肢はこのゲームの場合悪い意味での押し付けにしかなってないんじゃね?
        • 何れにせよ「ナニその製作者の上から目線」って気もしなくもないが。
    • プレイヤー(あなた)が「you」だけ、ってのもちょっと違う気も。自由につけられるか、それとも意味の無い数字とかだけの方が良かったんではないか、って気もしなくもなく。
      • っか、飯田氏が想定した対象ユーザーってどんなんだコレ? 一般向けではない、という自覚はあるんだろうけれど、飯田氏の中での「一般」ってのも結構怪しい気が…


【2009/09/06 クリアー放棄】
 ぶっちゃけ、やる気が失せた。
ハナから単調なのは覚悟はしていたもののその単調さを乗り越える為のアメが同房者の過去語りと鳥モードでの妄想?であった私からすると紙袋男のでいい加減飽きてしまったと申しますか… 一応ストーリーはあるんでしょうけども『Killer7』や『No More Heroes』等の須田51と比べると少なくとも狂気の表現としては薄味だし悪趣味さと下品さを承知の上でエンターテイメントをやってみせる気概やら等と比べると何と言うか… 私には非常に独り善がりと言うか。例えば『アンダルシアの犬』のようにシュールリアリズムがよく解らない私でもイメージとしての強烈さや不愉快さは残るしそれでいいんですよ。フェリーニの後期とかもよぉ解らんけれどもあの映像やらの饒舌さや自由奔放さってのは凄いと思うんですよ。だけど何時か何処かで見たようなデザインや台詞やらの比喩隠喩っぽいのがここまで続くと流石に飽きると言いますか… それともこの昇華されてるとは言い難い、どちらかってぇと流用のパッチワークみたいなのも含めて実は全て伏線で、って展開になるんなら兎も角、過去の飯田氏の作品からするとそうはならないでしょうしね… 一定のオチはつくかもしれんけれども、そこまで無理して我慢する気には私にはなれませんし。
 
っかね、なんかこんな感じの映画って昔一杯あったじゃないですか… ニューシネマ以降に佃煮にするくらい一杯あった、難解なのとただ説明下手なだけ・不親切なだけなのは違う筈なのにそのどちらでもなくてただ要素を並べてそれっぽい台詞で繋いでさも意味があるように見せかけただけの独り善がりのアート系とかあんな感じ。台詞の過剰なる饒舌さによって描かれる空虚なんてのは筒井康隆の小説とかでもぅ30年以上前にやってる事だし、閉塞性ってので言えばこれまた小説だけど安部公房の『壁』なりが30年前以上間にある訳で… うん、安部公房で思い出したけれども73年に発表された『箱男』がありつつもTVゲームの『ROOMMANI#203』は00年にリリースされるだけの内容だったと個人的に思ってるんですよ、リスペクトだけでなく作品のテーゼに対するひとつのアンサー(としての多元化)って点も込みで。で、それらと比べると… とか。ましてサド気質が強い私からするとね… 元々bukkake自体趣味じゃぁないけどそれをひたすらされ続けるってなると、とか。で、その素材の元になった作品とか事件の方が面白いとなると、って。
 
 ま、合わなかったと言う事で。
合う人には合うかもしれませんが… オジサンと言われる年齢の私からするとカッタルイし、若い世代ならば別にこのゲームと似たようなテーマでこのゲームより面白い小説や映画は一杯あるからそっちに接して欲しいような。確かにこのゲームでしか出来なかった事はあるけどそれは人によっては時間の無駄にしかならないとも思われ。