理由。

　
　今日会社の喫煙所で何気なに同僚や上司の方々と選挙の話になったんだけども意外と言うか当然と言うか、例えば民主党が政権を盗った場合消費税とは別に年金の為に職業に関係なく全ての人が収入の15％を納付する形にする、しかもそうやって集められたお金での年金はこれまでの保険制度の際に一切支払わなかった人達の分まで一律に含むという事すら知らなかったので民主党の勝利になるんだろうなぁ…　と思って。
「いやでもそれ、マニフェストに書いてなかったじゃない」
「一部報道ではされてますよ。ちなみに収入比なので収入が多くなればなる程、年金の為の支払いは増えますよ」
「だけど４年後、でしょ？」
「ではその４年間に何をするんでしょうね？　増税も国債の発行もしないで。」
「無駄を無くす事で財源は確保するって民主党は言ってるんでしょ？」
「例えばマニフェストと民主党が称している物の中で、今年度予算の中から具体的に無駄として代替案を示した上でカット出来る物として示した物はありませんよ。社会保険庁の解体から日本年金機構への年金業務移行を凍結する一方で歳入庁の設立とか、色々と矛盾は多いと私は思いますけどね。もうちょっと言えば財源の地方移譲とか言ってますからで地方税はその地域によって変わってくるでしょうけど東京以外で下がる要素のある地方都市なんてありましたっけ？　子ども手当の為の手当て、高速道路無料化、農業の戸別所得補償、高校の実質無料化、ガソリン税などの暫定税率廃止、基礎年金国庫負担率の1/2への引き上げ、とかどれも恒久財源が必要な政策ばかりが並びますけど増税はしない、消費税は4年間上げない、国債も発行しない、ってのは具体的な根拠も実例も試案も何ら示していないまま曖昧にただ無駄の削減と埋蔵金と予算の組み替えってだけ言い分だけしか無いんじゃぁちょっと信じられませんね。」
「そんなのTVとかで全然言ってないじゃない！」
　と吃驚していたけれども…　これをして情報弱者、と言うのは簡単ではあるけれども。
「HPとかでは出てますよ。あとマニフェストにも書いてありますが。勿論、その政策の為の財源の根拠も具体的な案や資料や数字は一切ありませんけど。だから感情論的に民主党とかに投票するのもアリでしょうが、後でそんなつもりじゃなかった知らなかったってのは言わせない方便はどこの党だって…　自分で探したり質問したりしなきゃぁならない手間はかかりますが用意はしていますからTVとかのメディアに頼らずに投票前に自分でマニフェストなり何なりに目を通しておいた方がいいと思いますが…　」
　とは言ってはみたものの。
　
　
　
　クリントンが酷かった。だったら政策的にはどれの候補も同じだったから民主党ではなく共和党に投票した事がマイケル・ムーアが『華氏911』を製作した動機の１つだったそうだが、実際の作品の中でその自省を現すエピソードは無い。そういう点では

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　でトレイ・パーカーとマット・ストーンが茶化しまくった情況とあまり差が無いようにも思えなくもなく。
　
　
　私が棲む岐阜二区ではとうとう共産党は候補を立てなかった。
どぶどぶのドブ板保守王国の岐阜で勝てる見込みが無いのに供託金を支払うのは、ってトコなんだろうけどもそのくせ「比例区では共産党と書いて下さい！」と駅前でビラ配りしていた様に流石に愛想が尽きたが、と言って幸福実現等と言うのは民主党以上に私的には有り得ない。大体読売新聞社提供のボートマッチでも
　

　
　…ってな感じの結果で一番一致度が高い自民党でも不一致の方が多いくらいなんだが、それでも投票には行くつもりです。日本国民として投票が出来る権利を行使出来る、というのが理由。それ以上にその結果が自分の投票とは違うものになろうが…　たまたま妻と今、また
　

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をシリーズぶっ通し再見してると余計に、ね。制度があって権利が行使出来るのであれば責任と義務は負っておかないと、それこそそんなつもりじゃぁなかった知らなかったってのとさして変わらんしね…*1
　

*1:っても妻も私も帝國派、なんだが（笑）