台北旅行に関する個人的なメモ書き。(その4)

 
【ごくごく個人的にフリー(自由行動時間)での注意しておいた方がいいと思う点。】

  • 「思ってるよりは日本語は通じるけれど言われている程には使えない。」
    • 「街中での日本語にはちょっと注意を。」

 
 
 
「1.思ってるよりは日本語は通じるけれど、ネット等で言われている程には使えない。」は… 上手い例えではないんですが、日本の街中や雑誌やTVCMに英語、若しくはアルファベットや英単語が氾濫しているけれど実際に日常会話を英語で喋れる人の割合ったらそうでもないでしょ? ってのと同じようなもんで、台北市内に日本語が溢れ、日式(ジャパニーズ・スタイル)を謳う商品やお店だらけであっても、仮に「日本語OK」と店に書いてあっても実際に日本語が喋れる人ってそうはいない、って程度の認識でいいかと。おそらく京都や浅草で働く人がそうであるように、有る程度の規模の観光地のお店で働く人でも簡単なやり取り程度。日本語教育を受けた老人世代、でなければ第二外国語や仕事等でキチンと日本語を勉強した若者もいなくもないけれど、ネットで言われている程には日本語は通じない、というくらいに思っておけばいいかと。
 ただ、元々多民族国家な上に歴史の過程で大陸からの移住者やらも多いので顔と顔を向き合いお互いの眼を見て話せば意図は大体は伝わるし、南国故か比較的ノンビリしていて此方の意志なり意図をとりあえず聞こうとしてくれる姿勢は比較的あるのでそない構える必要はそうは無いかと思われ。ただまぁ
「1つ(いーがー)」「2つ(りゃんがー)」
「ごめんなさい(どぅぶちぃ)」
「いらない(ぶーやぉ)」
「ありがとう(しぇいしぇい)」
 くらいは覚えておいた方がいいかな? まぁ現地の、ネイティヴのスピードの速さもありますが出身地っかルーツ?の訛りも結構あるんで、所謂TVやラジオでやってる中国語講座のまま通りってワケでもないですしねぇ… 確か「しー」が「ずー」で「ちー」が「つー」だったっけかな? 北京語と広東語みたいにほぼ別言語って程ではないんですが… 参考までに、台湾のCS局の1つ、TVBS歡樂台で放送されているグルメ系番組「食尚玩家」(公式HP(繁体字))をお時間があれば観てもらいたいのですが…
 

 
台北市の駅近グルメ特集ですけど、「もっちもち」って感覚を表す「Q(Q的)」とか、台湾独特な部分もあるんで、多少の言葉は解った方がいいけれど、英語より確実に日常生活での馴染みが無い私にとっては無理に勉強する気には未だなれませぬ。まぁ、その分、此方の意図をどう伝えるのか?ってのに気を使うようにし準備はしていますけども… で、
 
 
 
「街中での日本語にはちょっと注意を。」ってのは、例えば友人知人家族らでの日本語での会話が現地の人達にどう聞こえるのかよく解らない、ってのもありますが、かの地の過去の歴史や教育の過程、そして何よりも中国や韓国からの観光客も山盛り、ホント一杯いるので無用なトラブルを避ける為にもちょっと注意しておいた方がいいかと。

  • 五月蠅い。
  • 行列や順番を守ろうとしない。
  • エレベーターや電車等に我先にと乗り込んでくる。

 …等ナド、台湾の人達とは明らかに違う行動パターンをしていますんで慣れると街中でも見分けがついてきますが… 私の独断と偏見では3人以上の集団でいるのが中国人でそうじゃなかったら韓国人です。(参考例「台湾と香港の差、皮肉ったマンガが人気」。)まぁ用心し過ぎ、偏見、という気もしなくもないんですが相手側も旅先で開放的、気が大きくなってる様も見たりするので嫌な思いをしたくなければあまり近寄らない方が良いかと思われ。
  
…っと、まぁ4回に分けて書いてきましたが、基本的っか当たり前の事ばかりですんません。
 
 
 
 
社会制度的な面で”障害者”という区分に分けられるのは当たり前だと思うし、これだけの外見をしていて”障害者”として扱われる事に対して差別だ偏見だと言うような気も無いけれども、いくら歳を重ねても… うん、歳を重ねていく程に、時々ふっと感じる”障害者である事”への苛立ちというか気分の倦みが深く重くなってもきていて、そういうのが溜まり過ぎるとえいやっと旅に出たくなる。と言っても、自分が日本人であり日本国内にいる場合は日本での”障害者”という扱いからは逃れられないのだが…
 
ニューヨークはその意味で、今でも思い出してその反動で鬱になるくらいに大好きな街ではあったが何せお金がかかるし、今はどうかは知らないがやはり治安の面と都市スケールの点でもぅ厳しいよなぁ… と思うようにしている。仮にお金があっても正直、フライト時間が、なぁ… とか。
 
で、台湾なのですよ。もとから多民族多言語であった地に、中国大陸の様々な場所からの移住者もあった所為か、街中は本当に雑多としか言い様が無い。老若男女、健常者に障害者、自国人に外国人、文化の多様さがまず前提にある中で一人で、一人きりでいる事での様々な日常からの解放感が私にはとても心地良い。色々な人々がいるから、私のようなカタコト英語でもまぁ許容される。コミュニケーションをする意志があれば最低限は相手もそれに応じようとするのはニューヨークも台北でも同じで… 正直にぶっちゃければ、去年行った北京や上海はまさに発展途中の都市だからこそ人種の多様性はあれども文化の多様性を前提とはしていない、都市ルールと効率が優先される日本の地方都市と大差無かった。多分、同じアメリカでもニューヨークとハワイとそれ以外では多様性の許容度は違うであろう… だからカタコトの中国語会話が全く通じなかった事実は私には意味もあるような気もして…
 
 
 …って私が一人きりでの行動時、なんか、こぅ、扱いが、あまり宜しくない(苦笑)。
多分、服装が基本ミリタリー系なのもあるだろうし、浮かれているのもあるだろうし、アジア圏では珍しい男の長髪というのもあろう、他にも理由もあるのかもしれんけれど、総合して
「何処の国のどういう人間かよく解らない」
 って事でスルー推奨、みたいと言えばいいのか…
 

(台湾でも猫には警戒されてる私、ではありますが…)
 
 まぁ、妻と一緒だと全く対応が違うんですけどね(爆)。
 
 
 … それでもまぁ、何がなんでも借金してでも、ってんじゃなくて、余裕があればこれからも余程の事が無い限りは台湾に行こうとは思っていましての。何れは猫村や九イ分再訪、そして出来れば台中や台南へ…という気分がある。八田興一氏を偲ぶ、とか。それには来年、総統府から、かねぇ… とかとか。願わくば、倦んだ気分からの逃避ではなく… ってのは、まぁ、贅沢かな、うん。でも、そう思えるだけ、今回も気楽に、ノンビリと出来た旅行でしたよ、っと。貴方も行ってみませんか? なんてね。
 

【参考】
 泳ぐやる夫シアター様内、
 
 『やる夫が祖国の運命を変えるようです 第一話 日本人岩里やる夫』
(全36話・完結)

 2年以上続いた歴史長編AAスレのまとめ。スレ主の方の独自解釈もまた1つの見方、として読まれるといいかも。実際問題として、1つの国と言ってもそこに住む人々それぞれの歴史の見方はあるものですし、ね…