らくごくら#63 「第6回東西師弟笑いの喬演」昼の部 前篇

USA-P2009-04-19

 三喬師のは珍しい噺、という以外はあまり力の入っていない形で… まぁ順番から考えての事、なんでしょうか。
 
 で、さん喬師の「幾夜餅」なんですが… 個人的にこの噺、「紺屋高尾」よりもファンタジーっか作り事じゃぁないですか。絵姿に一目惚れして寝込むってのもなぁ… と思うんですけども、多くの噺家さんの場合、あくまで作り事の噺としてってしているように思うんですよ。先日の『日本の話芸』での五街道雲助師匠とかも情とか気持ちって部分は極力控えていたように思ったんですけど、さん喬師の場合は正直言って師匠がどこをポイントにしているのか、何をしてこの噺をかけたのか?というのがよく解らないんですよ。ひょっとすると主催者からのリクエストだったのかもしれないんですが、それに対してのその日の答えがこれ?という気がしてならないんですけども… あと、偏見なんですが、さん喬師匠はあんまり「遊び」が好きではないように見えてしまったのがまた何とも…