隔週刊 落語百選 DVDコレクション 第15号

USA-P2009-04-26

 
 とりあえずさん喬師の「片棒」だけ観たんですが… デティールの凝り様は流石だとは思ったんですが、どうも個人的にはもひとつ。と言うのも私、「片棒」は林家染二師のが好きでして… オーバー、派手だと苦手に思う人もいるかとは思うんですけども、私はその表層の過剰さの下の繊細な噺への配慮、手入れが好きなんですよ。特に「片棒」、最後の三男の提案に親父が乗り気になってないとサゲに上手く繋がらない気がするんですよ。染二師の場合、ちゃんと前半部分で親父のケチっか因業さを出しているから息子らの酷い提案が笑いになって三男に続くようになってるのと比べると、どうもこぅ繋がりが悪いような… と言うか、私はノれませなんだわ。