隔週刊 落語百選 DVDコレクション 第8号

USA-P2009-01-21

 

真田小僧」をタップリ時間をかけて、ってのは私の趣味ではないなぁ… と。ちゃきちゃきっとテンポ良く語って運んでもらいたいんですがそれは圓太郎師の趣味ではなかったのか、それとも企画意図がちゃんと伝わっていなかったのかよぉ解らんのですけどね。ちゃんとサゲまで演ってくれたのはいいとは思うんですけども、妙にトーンとテンポが落ち着いたものなのなのでもひとつ盛り上がらなかったような… あと金ちゃんが子供に見えないし聴こえない、ってのもなぁ…
  
 正朝師の「粗忽の釘」は安定、安心して聴いてられましたね… マクラから何から無駄らしい無駄が無く、決してオーバーに過ぎず平易にもせず、多分師匠の本来のものとは若干違うんでしょうがこの噺をキッチリと堪能させてもらえましたね…
 
 
 
 で、まぁ思うんですけども。
既に冊子に定期購読募集用紙が入らなくなっているのを見るともぅこれから新規にってのは特に考えてはいないんでしょう。ならばもっと古典に徹するなりキチンと江戸と上方に絞るなり、コレクションを謳うのならばもうちょっと企画っか構成をしっかりとしてもらえんもんですかねぇ… ぶっちゃけ中途半端なのは嫌なんですよ。どうでもいい噺家さんなんてのもいらんのですよ。これで既に16席、ですが人にオススメできる号ったら私は2号しかねぇんですよ。そうじゃぁないでしょう… 折角の撮り下ろしDVDならば、また放送にも乗らないし単品販売もしないってんならもうちょっと考えてもらいたいんですけどね…