『鉄コン筋クリート (2006)』

 
 チャンネルNECOよ、ありがとう。ってのはさておき、
 
 STUDIO4℃作品としては『MIND GAME マインド・ゲーム (2004)』が生きていく事の猥雑さと熱さをアニメーションで見せてくれた作品で大好きだったんですが『ピンポン』におけるペコとスマイル、『青い春』における九條と青木に比べると本作のクロとシロは戯画化されているのならばもっと振って欲しかったような… ってのは贅沢ですね、ええ。でも聖なる者を知恵遅れに設定したのならば護る者もなぁ… ってのは贅沢なんだろうか。折角のビジュアルも理詰めで解りやすい分ハジけれなかった印象もあり、正直言えば私にとってのアニメの快楽って点でも『MIND GAME』よりは落ちるなぁ… っと。まぁ面白かったんですけども、ね。