隔週刊 落語百選 DVDコレクション 第7号

 

 
 落語はじめが去年放送されたのの編集版談志特番の、ってのが自分でもどうかとは思うんですが… さて明日から仕事だねぇ… って我が家に届いた本号ではございましたが… 正直言って定期購読それ自体にちょっと迷いも出てきただけにさて、というトコロでしたが。
 
 菊之丞師のはもぅごくごくアッサリと、スッキリと、マクラも含めて15分程度に綺麗にまとめていて不足感も駆け足感も無いというもので楽しめましたなぁ… 登場人物のさりげない描き分けの巧みさったらもぅ! 出来れば「お見立て」とか廓噺か芝居噺でも師にはやってもらいたいんですけどね… もぅいいでしょ、いくら縦社会ったってこんなにちゃんと企画意図を理解して沿ってくれた上で御当人ならでは、らしさを出せる人なんてそうそういないんですから。
 
 で、「禁酒番屋」ですけども… 前回の「道具屋」同様、途中で嫌んなって観るのを止しましたわ。マクラがイマイチしっくりこない酔態物からの冒頭の場面のとっ散らかり方といい言葉の使い方が現代的過ぎる点といいなんかこぅ嫌でねぇ… わざとらしい、ってのともちょっと違うんですが何かこぅクドイわりに平易ってのはなんかこぅ私の趣味じゃぁなくて頭ん中で権太楼師匠なら、市馬師匠なら、喬太郎師匠なら、元の上方版って事なら米朝師匠なら、たま師匠なら、とか、他の師匠方でのバージョンをアレコレと想像したり故人ではありますが先代の小さん等を思い出したりしてましたがそういう比較っかシミュレーションをする事すら嫌んなると申しますか… ぶっちゃけ最後まで観るだけの時間が惜しいので止めてしまいましたよ、と。多分、平治師匠にとってはアベレージかもしれませんが好みではないのはもぅどうしょうもありませんわ…
 
 次号は「真田小僧」が橘家圓太郎師… 私、この噺が大好きなんですがチャキチャキッとやってもらいたいけれど多分無理でしょうなぁ… 「粗忽の釘」は春風亭正朝師、で前回の「代りめ」は普通に楽しまさせてもらったんですがこういうはっちゃけたウッカリ者噺に合うのかなぁ? 以前染二師で観たバージョンの破壊力(笑)やらこれまた色々な師匠方と比べちゃうんだろうなぁ… っと思った本号は… 「あんまりオススメはしません」ってトコですかね。菊之丞師はいいんですけど、ね…