NHK衛星第二『蔵出しエンターテインメント・桂米朝劇場』

 
 本日は1996年3月22日『日本の話芸』で放送された落語「本能寺」。
冒頭、喉の調子が良くないと仰られていてちょいちょいキレに濁りが出る部分もあった事よりも観客の咳やらが邪魔臭く思えたもんですがそれも歌舞伎の型の説明も兼ねた振りくらいまででいざ本能寺に入った辺りからグッと入られて最後まで堪能させてもらいましたな。
 歌舞伎に詳しい方ならば泣きの型の説明んトコでどの芝居からのものかが解ってより楽しいんでしょうなぁ… で、師匠はそういうベースをあまり崩さずに、それでいて観客を置いてきぼりにしない、って匙加減は本当に大変な芸だと思いましたわ…
 
 笑わせる部分は小さいのが頻発、って形式で芝居場面を除くと小噺程度なんですがかつては説明の部分がもっと少なくてもそれで楽しめるものだったんでしょうな。流石に「青田」といい説明する部分が多いのと下座さんが大変な事からちょっと今かけるのは微妙なトコかとは思うんですが、それdかえにこういう機会ででも観れた事はとても有り難かったし、楽しかったですわ… それと冒頭の掃除してる坊主んトコってアレ、「蛸芝居」の元ネタなんでしょうかのぅ? とか、他の演目と繋がってるトコとかも含めて個人的には面白かったですわ。
 
 
 
  で、とりあえず今回の特集の最後は

 
11月28日(水) 午後7:45〜8:32
夜の指定席 落語「百年目」(初回放送:1982年4月16日)

 
http://www.nhk.or.jp/archives/gekijyou/schedule/index.html
 

 ってのになっておりますが… 映像資産はまだまだあるんでしょうし、こういうガッチリした番組をもっと放送してもらえんでしょうかのぅ… もっともっと観たいんですが、著作権とか色々あって面倒なんかもしれませんけど、またこういう企画、やってもらいたいですわ…