『らくごくら』 #24 - 「新撰落語もぎた亭」

 
 今回は創作落語のネタおろしである「新撰落語もぎた亭」から森乃福郎氏の「トレーニング」、露の団四郎氏の「ダイピンチコート」、笑福亭純瓶氏の「ふるさとの千本桜」の3つでしたが… 個人的にはイマイチ。
 これからの落語を考える上で創作(又は新作)落語はあるべきだと思うしそのネタおろしってのを観れるってのは意義も価値もあるとは思うんですが、お三方共に芸の腕が見れても噺(ネタ)に対する余裕がやや欠けて逼迫した感じがどうにもノれませんで。これが再来週の「朝日いつかは名人会」での前座、二つ目さん達の余裕の無さと違って所作や声のつけ方など芸がキッチリあるにも関わらず、ってのが妙な按配だなぁ… っと。
 笑福亭純瓶「ふるさとの千本桜」が噺としてのまとまりや細かいネタとか好きは好きなんですけど、結局噺家さんの素っ〜か地っ〜か、隙を噺を進める事で埋めるパターンが3つ続くとなぁ… ってのは厳しいやもしれませんが、積極的に落語そのものを贔屓にしている訳でもない私らからすると、もひとつ、ってトコでしたな、っと。
 
 あと、落語は季節も大事ですから、3月末に行われたものを何も7月アタマに放送する事も無いんじゃぁないんでしょうかねぇSky−Aさん?
 
 再来週は浜離宮朝日ホールでの「第6回朝日いつかは名人会」、ナビゲーター役に林家たい平氏で三遊亭 金翔氏、柳家 三之助氏だそうだがこれも結構楽しみ。林家たい平氏、『笑点』でぐらしか観た事が無く端整な芸だと思うのだが端整過ぎるきらいがあって自分的には微妙な感じなくもなかったのだがそれがどういう落語を聴かせてくれるのか、その前にどういう人達を選んでその人達がどんな落語をやった上でどういう落語をかけるのか?ってのも込みでいやぁなんのかんのと言って楽しみですわ〜