奇跡体験!アンビリバボー“気功パワー”の正体徹底解明スペシャル!!

 
 アメリカのさる流派(失念)の「コンバット気」なる多分硬気功の1種と思われるものの実証、確認の為に、相手の喉や金的にスピードよりも重さと確実性のストレートと蹴りをブチ込んだ須藤元気氏には格闘家というものの凄味を垣間見たような気がする。
 実際、確かに大丈夫ではあったし受ける相手も慣れているとは言っても、本来鍛えようの無い急所として空手等で三玉と言われてるうちの二箇所を、普通だったら間違い無く殺す事になる箇所にああいう打撃を打ち込めるんですもん… いや私も昔はヤムチャじゃなかったムチャしてた時期はありましたしそん時には遠慮会釈なんか一切無かったですけど、しかし私がそれだけの事をするには
「どんな手をどう使おうがコイツは許さない。」
「潰す」
 って理由が無いと駄目だったんですよ。他人からすれば首を傾げるかもしれない理由であっても全然構わない、あくまでも私にとっての理由でして、それが持てない以上はどうこうは出来ないんですよな。そしてその理由づけでする覚悟にしても「一生もんの怪我を負おうが最悪死のうが構わない」ってトコだった私からすれば憎しみなりがあるわけでもない相手に殺すかもしれない攻撃を出来る格闘家とはやはり凄いなぁ怖ぇなぁ… この辺の意識というか感覚は真っ当に武術を習ったり試合をしなかった私には多分、永遠に解らんでしょうなぁ… だからこそ選手達が尊敬出来るんだろうなぁ… とか、番組自体はグダグダだったんだけど色々考えましたとさ。
 
 コンバット気自体についてはあそこまで準備してのディフェンス面だけでしか使えなさそうなのとヒョードルやセーム・シュルトといった須藤選手よりも破壊力のある人だった場合ならどうなの? って点も気にゃぁなりましたが、しかし大の男のチキンと肩の入ったストレートを受けても大丈夫ってのは自己催眠とか根性とかってレベルじゃない「技」だと思いましたよ、うん。