『西遊記』。

 
 妻に御付き合いしての視聴*1
この「森の国」の回、今まで放送してきたエピソードの中では一番マシな出来ではないかなぁ… っと。お話に破綻が少なくテンポが良く、セリフもそれなりに出来が良かったし、何より今回のゲストである成宮寛貴君が非常ぅぅぅぅぅによろしかった。
 はてなキーワードにもあった彼氏の経歴を見てもいまいちピンとこないけれども、兎に角背の高さ、顔の、それも眼の大きさをちゃんと解った上での演技はなかなかのものでは
ないのかと。本人の器質、意向として主役はしたくないのかもしれないが、その分、いい監督なり作品なりでいい役が得られれば… っと将来が楽しみな役者でしたなぁ。
 
 って収穫の一方で。
 
 このドラマって役者にとっておいしくないよなぁ… って思うんですよね、私。
ドラマとして何よりもまず脚本が悪い、ってのが大きすぎるんですが画面的にも香取慎吾君と伊藤淳史君は本来ある能力も素や地の良さが全然出せないキャラ分担&撮り方になっているんで、ぶっちゃけ彼らでなければならない必然性が無いんですよ。特に何が勿体無いって大倉孝二君! あの老師の役って一見おいしそうなんだけど実は誰がやったって構わない程度の役柄の最たるものでしかないんだよなぁ…  そういう縛り、役割が緩い分だけ逆に内村光良氏だけがおいしくて深津絵里さんはまぁまぁ、ってなっているのはちょっと勿体無いっか酷いなぁ… と、

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 や『新撰組!』の「ある隊士の死」での大倉孝二という役者の良さと作品の良さが噛み合った素敵な姿を観てるからなんだけど… ってのは自分でも贅沢だとは思うんですよ、ハイ。たかがTVなワケで銭払ってのモノでなし、嫌なら観なければいいんだし… ってのも承知してるですけど、でも、勿体ねぇもんは勿体ねぇよ、って雑記。
 
 しっかしまぁ普段TVを観て無いから余計にそう思うんでしょうけどね… でもこのドラマのお陰でますますTVは観なくなりそうですわ…
 

*1:月曜夜は妻がカルチャースクールの太極拳教室に通っているので我が家では『西遊記』は翌日のビデオ録画での視聴、なのです