『ブルース・ブラザース 25周年アニバーサリースペシャル・エディション』
劇場で観たのは12歳… 確か小学6年生の頃。
スーパージョッキーだか、まぁ当時のTVのバラエティ番組の映画宣伝のコーナーで紹介されていたのに惚れて一人で地元の劇場に観に行き大笑いし、シビれまくっての帰り道に我慢できず立ち寄ったレコード屋で、初めて買ったLPレコードがこの映画のサントラで。
自分にとってのフェイバリットであり、
「ブルース・ブラザースが好きか否か」
が人を分ける時の基準でもあり、そして… 妻と初めて出会った時、会話の糸口にと何気ない映画の話を振った時に互いにこの映画が好きで、あのシーンがイカス、どこそこのシーンがカッコイイ、っと初めて出会ったのを忘れて熱く熱く語り合った事が妻との付き合いの始まりであった私にしてみれば、いくら素材があったからと言って、いくらそれが監督にとっての当初の、本来の意図通りだったとしても劇場版にいくつもの余計なシーンを付け加えられてテンポもキレも落ちてしまった
ブルース・ブラザース コレクターズ・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
- 発売日: 2001/04/04
- メディア: DVD
- クリック: 12回
- この商品を含むブログ (26件) を見る
DVD版だから画質も音質も綺麗だし、特典映像も豊富ではあったがやはりタルイ。妻が友人にLDからダビングしてもらったVHSが汚くてもノイズがっても、やはり劇場版だから大切にしていたんですよな。
しかし…
25周年記念盤として劇場公開時の版も付いてのリリースを知り… しかもちゃんと日本版も出ている事を知り、それが劇場版のみでなくこれまでの版とのカップリングでしか買えなくても、ドルビー2.0の音声であったとしても、やっと、やっと劇場版で観られるという喜びもあったしこの新版に新たに収録される特典の事もあるので日本版の
ブルース・ブラザース 25周年アニバーサリースペシャル・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2005/12/23
- メディア: DVD
- クリック: 10回
- この商品を含むブログ (34件) を見る
字幕が糞。
これまでの版の訳が、ほぼ元の英語のラインに忠実だったけれどそこからあえて変えようとする事自体はいいんだけど、その訳がヘボになってちゃ話にならねぇっての。パッケージに字幕翻訳者の名前が無いから嫌ぁな予感はしてたんだけどさぁ… 戸田奈津子ばりの、音楽用語だけでなく日本語としても成立してない適当翻訳に加えて台詞の改竄までしているってのはどういう事なんだよ?
例えば、
冒頭、ペンギンに盗みはいけないと諭されてのジェイクの
「I guess you'er really up shit creek.」
旧版なら
「だったらクソの河に溺れな」
が
「クソまみれになれ」
ってダセェよ。
カーティスへエルウッドが
「blowing harp for us down here.」
ってのも
「ハープを弾いてくれた」
って違うでしょ?
レイの楽器店での発砲の後の
「Breaks my Heart, a boy tha youn going bad.」
って台詞、
「若者の非行には胸が痛む」
ってなのだったのが
「最近のガキには困ったもんだ」
って何ソレ?
最悪にダセェのがその後のミュージカル・シーンで「Shake」を「ゆすれ」って…
Stupidをバカと訳すとかの解釈の違いならまぁいいさね、しかし、元の台詞から意味合いや内容を全く違うものにしたり関係無いものにしやがってこのボケナス。まして、濃いファンがついている映画に対して、こんな酷い、小学生レベルの翻訳? なんかでもオッケーを
出してるってのが信じられない。よっぽどの文盲か阿呆でない限りは一目で解るレベルの間違い、誤訳、日本語のミスに気がつかないなんて… 戸田奈津子ら、クソな翻訳をする連中に対する抗議運動が起こって、実際にいくつものDVD版で新訳に差し替えられているという御時世に、事前に公開の無い古い昔の映画だからって、人称も自称もてにをはもメタメタな日本語に不自由で英語にも不慣れな何人だ手前ぇ?って素人レベル以下の翻訳モドキでも商品としてオッケーだとしたのか?
ふざけんな。
本当に、久々にこんな低レベルの翻訳を観たが、担当者は字が読めないんだろうか? 話にならない。っか、ありえないよ、こんなの…
旧版の訳を神格化する必要は無いし盲目的に採用する必要も無いが、明らかに翻訳的に大きな間違いが無いどころか、かなり適切なもので、時代の流行等の劣化も風化もしていない良い出来のものを廃棄して新たに採用しなきゃならんような出来じゃぁねぇじゃんか。
むしろ今回のクソの方が「party」を「ダンパ」って訳すなど問題だらけだってのに、これからこの訳が残されていくのか? 冗談じゃねぇよ。
大事な映画だからこそ、私だけでなく妻にとっても思い入れの深い映画だったからこそあえて、US版の倍の値段で多分画質もUS版より落ちるであろう事も承知して、あえて日本版を買ったけど、こんな糞字幕だと解っていたのなら誰が買うものか。素敵で、無駄が無いソリッドで、お洒落な作品だったのに、馬鹿野郎らのせいで肥と泥をぶっかけられて田舎臭くさせられたんだよ? 最悪だよ…
今年初めて買ったDVDだというのに… まぁカードへの課金って点だけならコレが今年初、ではないんだけど手元に届いたって点では今年初なんよね… それがこんなクソで、お金と時間をドブに捨てるだけでなく大好きな映画が冒涜され、陵辱されたのを観させられるなんてさ…
いや画質は悪くないと思うんよ。旧版より綺麗だと思うし。
でも日本版で日本語字幕がクソって価値ねぇじゃん。害だけじゃん。
あぁ、こんな事なら素直にUS版を購入しておけばよかった…
どうもここんトコ字幕翻訳のレベルって下がってねぇかぁ?
そもそも戸田奈津子のレベルは論外なのに、「戸田よりはマシ」って程度なんかじゃぁプロ以下なのを解ってねぇんじゃぁねぇの? このDVDなんかモロ戸田レベルなのにまかり通って商品になってるんだもんなぁ…
っか、こんな翻訳をしたヤツと担当者は腹を切れ。
私としちゃぁクソ野郎共に天誅下してやりてぇよ…