「買ってはいけない。」(DVD雑記)

 
 自分にとってのフェイバリットであり、
ブルース・ブラザースが好きか否か」
 が人を分ける時の基準でもあり、そして… 妻と初めて出会った時、何気
ない映画の話を振った時に互いにこの映画が好きで、あのシーンがイカス、
どこそこのシーンがカッコイイ、と初めて出会ったのを忘れて熱く熱く語り
合った事が妻との付き合いの始まりであった私にしてみれば、いくら素材が
あったからと言って劇場版からいくつも余計なシーンを付け加えられテンポ
が落ちてしまった
<a href="http://members.at.infoseek.co.jp/dreamfast/2jamo023.html">『ブルース・ブラザース コレクターズ・エディション (1980)』</a>
 って版しかDVDが無かったのが、とても、とっても悲しかった。
しかし… 25周年記念盤として劇場公開時の版も付いてのリリースを知り…
音声がドルビー2.0であったとしても、やっと劇場版で観られるという喜び
もあったし特典の事もあるので日本版の
ブルース・ブラザース 25周年アニバーサリースペシャル・エディション』
 を注文して観たんだけど…
 
 <font size="7"><b>字幕が糞。</b></font>
 
 パッケージに字幕翻訳者の名前が無いから嫌ぁな予感はしてたんだけど…
音楽用語だけでなく日本語としても成立してない戸田奈津子ばり馬鹿訳って
どういう事なんよ?
 例えば、
 レイの楽器店での発砲の後の
「Breaks my Heart, a boy tha youn going bad.」
 って台詞、旧版では
「若者の非行には胸が痛む」
 ってなのだったのが
「最近のガキには困ったもんだ」
 って何ソレ? おまけにその後のミュージカル・シーンでの歌詞「Shake」
を、な・ん・で「ゆすれ」ってしてんの?
 元の台詞から全く違うものにしたってしょうがねぇだろボケナス。
旧版の訳を盲目的に採用する必要は無いが、翻訳的に大きな間違いが無いど
ころか、かなり適切なものだったのを廃棄してまで採用しなきゃならんよう
な出来かよ、あんなのがッ!
 
 大事な映画だからこそ、私にだけでなく妻にとっても思い入れの深い映画
だったからこそあえて、US版の倍の値段で多分画質も良くないであろう事
を承知していたけど、あえて日本版を買ったけど、こんな糞字幕だと解って
いたのなら誰が買うものか。あぁ、今年の最初の買い物だったのに… こん
な事なら素直にUS版を購入しておけばよかった…