入院日記 入院日記 Part3、その2。

 
午前中に手術は終了。「右瞼(の成形手術)」の為に「左頸周辺からの皮膚の剥離」を覆う為に「右胸からの皮膚剥離&縫合」って右左右って手術縫合箇所、基本的には上を向いて寝ているしか無いんだけどベッドで上体を起こした体勢でずっと、というのは存外に首とか腰とか尻とかに負担がかかるもので… 時折そっと位置をズラしてはいるんだけども… あとトイレがカテーテルじゃなくて尿瓶って辛いわ… ベッドに寝ている状態での排尿に抵抗感が無い成人っていないと思うんだが… と、ウツラウツラと日中を過ごす。
 

 
手術が早かったので夕食が普通に出るも、よく見えないんで1つの容器を手にしたら溢さないように犬食いっぽく食ってその味が口の中にあるウチにご飯を食って、ってのでいくしかないのが想定してた以上に面倒且つ面白くない。匂いやぼんやりとした色と箸の感触から想像をつけるんだけど、でも食ってみないと解らない。あと添えてある調味料がドレッシングかマヨネーズなのか解らないのはまぁ誤差だけど、ソースか醤油かは結構な差でねぇ… 眼で見える事の大切さを文字通り「噛み締める」。
 
まぁ、不都合や不便さは想定していた通りなので諦めと割り切りはスンナリ出来たけど実感して思うトコロはまた別だよね… とか思いつつ、とりあえずやる事も出来る事も無いんで早めに歯を磨いて寝よう… と思ってたんだけど、なんかこぅ、顔がヌルヌルする。鏡を見ても解らないがどうも頸のガーゼがズレちゃったかどうにかなったっぽく、なんか血の臭いもするのでナースコールをしたらば、看護師さん曰く縫合箇所がエライ事になってたようで、最終的には夜だというのに先生まで飛んで来ての大騒ぎになった結果は再手術。どうやら縫い目が緩んだようで。食事をしちゃってるからって事で顔面に局部麻酔を打っての再縫合、見えないからまだマシだったけどそれでも結構早く切れる麻酔を打つ注射自体が結構痛いが切れかかりでの縫合も痛いしで破裂するんじゃないかってくらいにバクバクする心臓が痛いわ肝心の目的の形成手術が失敗だったらどうしようと不安で真っ黒な気持ちになるわ。これが寝返りうちまくりとか擦ったりしたとかなら兎も角、特に何が原因かと思い当たらないのに出血ってのがここだけで済むのか? 夜中までかかっての再縫合は終了。まんじりと、眠れず。