KURTOS JAPAN(クルトシュジャパン)

 
【このカテゴリーについて。】を参照の事。

 

 商品等の写真やお店の営業時間等の情報については

 
 ・ヒトサラ > 岐阜県 > 大垣・西濃 > 大垣/西濃 > KURTOS JAPAN

 http://hitosara.com/0006044610/

 

 か

 
 ・食べログ − KURTOS JAPAN

 http://tabelog.com/gifu/A2101/A210104/21014256/

 

 か

 
 ・Facebook − KURTOS JAPAN

 https://www.facebook.com/pages/Kurtos-Japan/1450781358516727

 

 をご覧下さい。一応今回の記事本文もド素人の私の写真よかは綺麗なヒトサラ様へのリンクを貼っておきますので是非ご覧下さいませ…

 

 さて、

 

大垣のような田舎でも随分と様々な国の方が住むようになり様々な国の味を楽しめるようになったのは個人的にはとても嬉しいんですが、そこにルーマニアの方のパン屋さん、で、クルトシュという未知の品とはどんなもんなんでしょ? Youtubeで検索してみるとこんな動画もありましたが…
 

 
キュルテーシュカラーチってのが正式名称でクルトシュってのは原語不明ってウィキペディアには書かれてますが、インドのマサラがイギリス式カリーや日本式カレーに、スペインのパン・デ・カスティーリャが日本のカステラに、日本の巻き寿司がライルロールってなったのとまぁ似たような現地化したものなのかなぁ?とか、期待とか未知との遭遇にワクワクしての訪店でした。
 


 

外見だけでなく店内も非常にお洒落なだけでなく応対してくれたクンピアン・アディナさんの丁寧な接客と説明の時点で個人的には物凄く気に入ってしまって、初めて行った飲食店でポイントカードを貰ったのなんて初めてじゃないか? と思ったくらいに気持ち良く買い物出来たんですが、帰宅後に食したそれらがあまりにも自分好みで嬉しいやら、でも家からは遠いから困るやら。とりあえず三回行って購入した品の個人的感想を書きますと…
 

 クンピアンさんに尋ねてみたところ、

「モチロン砂糖とかバターも使ってるけどヘルシーさの為にギリギリまで減らしてあるんです。だから日持ちはしないけど… 」

 ってお答えの通り、味も食感も重過ぎずクド過ぎないのが私には好みで。人によっては最初は物足りない印象を受けるやもしれませんが、その分、素材やフレーバーが引き立つ感じって言えばいいですかね? パッと見た目は小さいんですけどトングで持った時の重量感はちゃんとあって。しっかりとした食べ応えの満足感のワリに嫌な意味で後味を残さないし胃にも負担をかけないんで朝食に良し小腹ふさぎに良しとついつい食べ過ぎてしまう悩ましいヤツばかり。クリームやチョコレート等の味わいといい懐かしいようで、既知のようで、でもそうではない、個性的な品々で…

 

ルーマニアの伝統的なパン『クルトシュ』、店名にもなってるメイン商品ですが、焼きたての時の外側のサクサク感も好きですが時間を置いて落ち着いたしっとりした食感のも好きです。袋を開けた時の香りの立ち方、後味の引き方で私はシナモンとクルミがオススメ。

 

『プレッツェル』は外見ではドイツ式みたいですが、北米式とも違っていて、ざっくり言えばベーグルに近いかな? 好みで上下に分割してオーブントースタでちょっと焼いたトコにチーズとか挟んでも美味しいと思うですよ。

 

『チーズローズパン』ルーマニア産のフレッシュチーズとクリームチーズを甘過ぎないようブレンドした中身と外側のもちっとした食感のバランスに必ず買ってしまう一品。

 

『クルミロールパン』は、ウェットタイプのクッキーのような食感の中にしっかりと胡桃の風味を焼きと甘さで立たせたもので、これも必ず買ってしまう品。

 

『ビスケットサラミ』は近い食感で言えば日本の羊羹でしょうか? ただ甘さは羊羹に比べれば遥かに控え目ですし、強過ぎず弱過ぎずのいい塩梅のチョコレートの風味はお茶受けによろしいんじゃないんでしょうか?

 

 …と、贔屓の引き倒しになってもアレなので、ヒトサラや食べログに今んトコ書いてない注意点というか考慮点も書きますと、

 

・駐車場が無い。

何せアル・プラザ・鶴見真向かいの県道31号線って交通量の多い道路沿いだし両隣りも営業しているお店ですんで路駐ってのは流石に厳しいです。歩いてなり自転車で行ける御近所ならば兎も角、そうでないとちょっと… って事で私らは週末アル・プラザ・鶴見に行くついでに寄っています。

 

・保存料等を使って無い分、商品が日持ちしない。

だからヘルシーだし独自の風味と食感、とも言えますが。クルトシュなど電子レンジやオーブントースターでの加熱でサクサク感を戻せますが、生地が厚めのツノパンとか砂糖がふりかけてある品だと厳し目やも。一度に沢山まとめて買い置き、ってのではなく、その日、出来れば翌朝くらいには食べ切る程度の分量にしておくべき。

 

 …って、これくらいですかね?

 

総菜パンやノーマルなブレッドもありますが、素材や粉の配合等の所為かどれも日本人を意識しつつも寄せ過ぎない個性的だけど尖がり過ぎてはいない面白い出来で個人的にはとても好きなベーカリーです。10月はルーマニアのカボチャマフィンを販売、お子様同伴の方にはお菓子をプレゼントって北欧のハロウィン企画を行うそうなので、興味のある方は御近所の方だけでなく行ってみるのをオススメしますよ〜…

 

 

 以下、余談。

 

最近、大垣でも個人の手作りベーカリーがあちこちで出来てはいるけど何処も似たり寄ったりというか… 商品を不味いと思う事は滅多に無いけどその店ならではのコダワリとか売りというか

「ここでしか買えない商品を買う為にこの店に行こぅ!」

 ってなる程のブツが私には無くて… 製パンの技術とかトータルでのクオリティの平均点の高さは認めるけれどそこから1つ抜け出すような個性とか売りが無いと、味の好みではなく商品クオリティの平均点とコストって2点でのトータルで言えばスーパーやコンビニで売られてるシキシマやヤマザキとかの全国規模の製パン会社の品だけでなく、バロー北欧倶楽部やイオンベーカリー、ヴィ・ド・フランスやサンジェルマンといったチェーン店の方が分が良いワケで。もちっと言えば大垣駅ビル1Fで南口にあるエピシェールとか自分の生活環境での利便性を超えてアレが食べたい!って思える店でないと、日常生活ではパンを食べない派の私が、例えばミスドのオールドファッションは昔に比べて美味しくなったよね…とか他にも美味しい食べ物が色々ある中からあえてお金と時間と空腹を費やす為の選択肢の1つとしてのベーカリーの順位が上がらないんですよ… その上に商品や素材や食感が似たか寄ったかだと、尚更に

「別にこの店でなくてもねぇ… 」

 っと。日常食としてパン、という人はまた違う選択基準になるんでしょうけどね…
 
 

あと、これも個人的な嗜好なんですけど、所謂最近の個人ベーカリーのって総菜パンや菓子パンだけでなくバゲットやブレッドも重いっかクドい感じがするのも苦手でして… もぅ10年前になりますけどNYに行った時に食べたベーグルなりブレッドなりバゲットってもぅちょっと軽い感じだった印象で、それと比べると飲み物、食べる量と食べる時間帯を強要されてる感じがしてどうも苦手なんですよ。年齢的なものってよりは個人的な好みの話で、バターやクリームが濃厚だとそりゃぁ一口目は美味しいんでしょうけどクド過ぎると途中で飽きてしまうんですよ。休日の朝とか午後のオヤツにそこまで重いのってどうも苦手で。

 

市内のブラジル人向け商店で売ってるパンのように何にでもオッケーな淡泊さ、とまでは言いませんが、もうちょっと、押し付けがましくなくて、且つ、その店ならではの素材や焼きやらの風味とかを感じられたらなぁ… って思っていた私には、他所ではちょっと食べられないし家庭で再現もまず出来ないこのお店の商品はどれも個性的でありながらも押しつけがましくない素材と焼きの心地よい味わいと風味でとても好みでしたし、値段も本当にお手頃なもんで大好きなお店になりましたよ、っとぉ。