入院日記、その12。

 
# 9:47
昨夜は看護師さんの配慮で夜間使用されない処置室で寝る事に。お陰で朝の7時過ぎまでしっかり寝る。目が腫れぼったくなるまで、ってのはそれこそ10日ぶりに、だろう。ただ部屋に戻ると◆◆◆◆(個人名)芋虫の大イビキで頭に血が昇るのが解った位でそれは錯覚ではなく血圧値にもよく現れていたんよね…
 
今朝の回診で左耳裏の抜糸完了。縫合箇所のテーピングやガーゼあても不要、って事での左瞼は回復状況は斑。一部断糸に留まるも、明日自宅での自分での手当ての方法伝授?って事は退院?な話に。まぁ鏡台があれば一人でも可能っぽいが妻か母に頼めば確実かなぁ?顔、だし。って思うんで、出来れば明日の退院になるといいのだが。一日一回以上の交換、なら自宅療養でならノー問題っしょ、多分。
 
朝のコンビニへの買い出し&散歩のついでに病院のスタッフの方に駅までのタクシー料金を尋ねるも約1500円程度と言われて閉口。500NTDあったら何処まで行けるねん!!とは言わんが、バスなら障害者料金で110円、十倍以上の料金差で便利さを優先するか?ったら流石にねぇ… もぅ遠鉄バスの障害者用ICカードあるしねぇ…
 
問題は、帰宅後からの再入院が何時か解らない角膜移植手術だから、帰ったらなるべく早めに何時再入院が決まっても大丈夫なように準備も開始しなきゃぁならん事で。やるべき事は沢山あるから冷静に、それこそリスト作ってやらにゃぁならん。ね…
 

 
# 16:35
明日退院、って事で入院費用を試算してもらったら約13万、と言われてちょっと気が遠くなる。用心としてカードで支払うとして…と1FのATMコーナー近くのソファで悩んでいると今回担当してもらった眼科形成課長の嘉島先生が話しかけてきていただいて。明日の退院は規定路線のようだが、話の途中でどうもこの聖隷病院ではあくまでも瞼の形成のみで角膜移植は岐阜医大で、みたいな事を話されていたのがちょっと気になって。岐阜医大では瞼の形成から角膜移植まで一貫して、と説明されたのだが… 角膜移植ではまた別の病院で、という事だとすると… まぁ、まずは、左瞼がきちんと、ってしないと。話はそこから、だよねまずはなによりも。
 

 
# 19:37
看護師さんらは私が言う「部屋にいる事でのストレス」を「一晩中大イビキをかいている」から「◆◆◆◆(個人名)」を嫌っている、と思っていると思うが、ぶっちゃけ私が腹を立てているのはイビキそれ自体の大きさでも長さでもない、ってのは多分伝わらないんだろうなぁ…と思うと、余計に腹が立ってくる。
 
「◆◆◆◆(個人名)」に対しては、彼の人間としての癒しさ、それだけでしかない。僻みと妬みが元の、根拠も実績も無い上から目線の物言い、五十過ぎとは思えない語彙、表現の貧弱さと汚さ、病院の備品を掠め取る事に拘り、自分の気分と好みの匙加減で変わる介護師看護師さんらへの態度や物言いの品の無さ、何よりももっとも腹立たしいのは彼氏があくまでも自分だけでも何でも出来ると思い込んでいる事で… だから介助介護対処してくれる人への感謝が全く無い。病院のヤツに仕事を与えてやってる、病院評論家や看護師ソムリエ気取りなのを見透かされて軽蔑されているのにね… とか、まぁ人品賎しい輩と同室なのはストレスにしかならんよね。これは、まぁ、説明したら理解してもらえるかもしれない。
 
そしてここからは、多分、理解はしてもらえても共感はしてもらえないだろうなぁ…と思うのは「私も、障害者として、◆◆◆◆(個人名)のような真似をしても通ってしまう」という恐怖に対するストレス。実際に、今、目の前で、◆◆◆◆(個人名)が自分の障害状態を理由に、職業倫理で強迫強要をして当然とふんぞり返っている。私も、やれば、同じような我儘が出来る。したいとは思ってない。だけど自分が弱ったりしたらば、僅かでもの楽の為に我儘勝手をしかねない恐怖は、自分の意志と意地と矜持が大事なればこそ、それがとても簡単に失えるからこそ怖い、というのは… まぁ、共感はされんよなぁ…
 
んでもって、最後は「病人、その中でも障害者は大体◆◆◆◆(個人名)ナドのような甘ったれの怠け芋虫だらけ。」ってイメージや印象が増えてゆくって事で… 下品で、卑しく、意地汚くて底意地が腐っていて、怠惰で、泥棒で、性犯罪者で、嘘吐きで、勘違いのキモチワルイ、ウザい、ナマモノ、って、もぅ沢山なんだってば! 十把一絡げでこのイメージや印象に巻き込まれて迷惑や不便を被るのが真っ当にやってる私らってのが堪らん。そう、事は◆◆◆◆(個人名)単体じゃぁ無い、◆◆◆◆(個人名)のやってる事は乙武とか類型的でありふれているけれど、だからこそ余計に、ありふれているからこそいい加減にしてくれ勘弁してくれとストレスになる、ってのは… 例え次第では、共感してもらえるかなぁ…
 
ぶっちゃけ、あの芋虫よか酷い、卑しい、醜い、穢れた輩はいくらでもいる。だけど下限にだってキリねぇし、より酷い、駄目なのって下と比較するのって情け無さすぎるじゃぁないか…