LINK-CREAT社製タブレットPC『神行者(Freelander)PD10』についての雑記・雑感。
昨年10月に購入した中華タブレット、神行者PD10豪華版がお亡くなりになりまして… まぁハズレ個体を引いた者の雑記でも何かの役に立つかな?って事でだらだらと。
ぶっちゃけ購入したブツを手にした時点で「まぁ値段相応なんだろうなぁ…」と思ったのは、
- ケース(ガワ)の成形状態が甘く、端等が若干歪んでいた。
- 上記故に、ケースがキチンと閉じられておらず、横から見るとバックライトの光が漏れている箇所があった。
- 片手持ちで背面に指を添えると本体の重さで液晶に裏側からの圧迫痕が浮かぶ。多分、本体ケース側の強度不足によるものと思われる。
- イヤホンジャックが不良のようで、音が鳴らない事だけでなく、挿した時に突然音が止まったり本体再起動になったりする。
- 電源ボタンのつくりが甘く、隣りに配置されている音量ボタンと感触が全然違う。
…って状態でありまして、返品交換も考えなくはなかったんですが画面をタッチして操作する事それ自体には問題無いのと当時1ドル約80円ってレートで6000円程度の本体の物で何もかも求めてしゃぁない、って思いまして記事にしたりもしました。
で、
普段のネットやら趣味の自作動画の再生確認等に使っていてタブレットの便利さにハマってしまいしたし、年末の台湾旅行の際には購入時の目的としてのオフラインナビ&ガイドとしても重宝をしたんですけどもそうやって使えば使う分だけ無理っか負担がかかっていたんでしょうね… スリープのつもりで電源ボタンを押すとシャットダウンしたり再起動する事も決して珍しくなくなり、元々甘い感触だった電源ボタンが更にカタカタと内部のバネのヘタリっぽい感触と角度が変になっていき、遂には戻らなくなってしまいましての。見るとボタンの角度が曲がって引っ掛かってるのも理由っぽく、こういう場合下手に殻割りするのもどうかと思ったのでカバーのボタンの穴をデザインナイフ等で若干削りつつ少しボタンを押してやる事で購入当初の頃程ではないにせよボタンが戻って使えるようになりましたが、まぁこういう事をしなきゃならないって事はそろそろ… と思っていあたらば3日後にはまた完全に戻らなくなりまして。
諦めて殻割をして見てみますが完全に戻らない・壊れた状態。一度戻してから押し込むと電源は入るけど切れない、とか色々と試行錯誤してる時に本体に妙な力をかけてしまったようでピシって音がして液晶を割っていました(涙)。
正確にはパネルと液晶の間のセンサーシート部?透明電極の層?でパネルでも液晶そのものではないんですけど、割れてしまったんではもぅ私にはどうしようもない… と、いう事で、せめて外見は元通りにしようと殻閉じをしたらばパチンとはまった衝撃で電源が落ちた上に更にヒビ割れが拡大、ってのでは。自分に部品と交換技術があればまだ復活の目もありましょうがどちらも無いんでは。手前ぇでトドメ刺したって事ですね。
タブレットの便利さに慣れてっか染まってしまったのでまたタブレットPC自体は購入するんですが中華タブレットは兎も角、神行者は購入しないつもりであります。その理由としては
- またハスレを引くのが怖い。
- メーカー公証が誤っている箇所がある。
- メーカーのアフターケアが乏しい。
- ソフトウェアのアップデートは無かった。
- OTAのページそのものも無くなった?
- 海外からの個人輸入のリスク。
- 如何にDHLだ何だと言っても海外からの場合はどうしても。
- 円安。
- まさか購入時より1ドルが20円近く上がるとは。
- 似た価格帯での他社メーカー製品が増えてきた。
- 新興の会社だけでなく、ASUSすらも低価格帯でそれなりのスペックの端末を出してきているのはまさにNEXUS7効果、でしょうて…
…の6つですかね。何よりもまずそもそものメーカーが自社HPの製品情報に掲載しているのと実物とが違うってのは不信感にしかなりませんし…
ただ、ここまでネガティヴな事ばかり書いてきましたが、当たりの個体であれば、用途によっては悪くない製品だと今でも思ってるんですよ。確かに低価格帯のタブレットは増えてきていますがそれでも1万前後の価格帯で「衛星GPS、A-GPS装備」「RAMが1G」「両面にカメラ」って製品はあまり無いんですよね。コストパフォーマンスとしては決して悪いモデルとは思っていません。
去年の台湾旅行の際、天候が不安定で晴れてるかと思えば小雨が降ったりする中でナビとしてだけでなく、買うつもりだった商品を画面にメモ書きして店先で見せて探してもらうといった使い方など大変重宝しましたが、そういう使い方が出来たのもあの価格帯であればこそ。逆に5万も6万もするような国産高性能タブレットをホイホイ旅行先で持ち歩く気にはちょっとなれませんからねぇ、私の収入であっては… でも、やっぱり、それでも「当たりの個体であればなぁ… 」っと思ってしまうんですよ。東京の秋葉原や大阪の日本橋のように部品調達が出来て自分で交換出来るだけの技術(スキル)があれば安心して遊べるオモチャだとは思いますが私は田舎棲まいですし技術もありませんから、まぁ次回は無いなぁ… っと。
なんのかんの言っても、楽しかったし、役に立ちました。
「スマホの画面の大きいの」って程度の印象しかなかったタブレットが、その画面の大きさがあればこその役割もあるのだと解りましたし。最後はえらく酷い事になっちゃったのも私の技術と愛情の無さ故、入門機として遊ばせてもらった事にはただただ感謝であります。ざっくり半年、遊ばさせてもらいました。ありがとうございました(合掌)。