「昨日の日記の続き。」

 
 考えてみると世界中でWWFがブレイクしている時、日本では
「アメプロ? プロテインの塊がベチャクチャ喋っているだけっしょ? 
やっぱ日本のプロレスが最高だよ!」
 という風潮ではなかったか。
ECWにしろWWFにしろ日本のプロレスからネタをパクってたりしたように、
必ずしも日本のプロレスが駄目とか悪いって意味じゃないんだけど、そう
やって世界の潮流を見なかった事で大きく進歩や進化が遅れ後塵を拝す事に
なった部分も決して少なくなかったのではないか。
 
 それはアニメにしろ、特撮にしろ、TVゲームにしろ、日本こそが、日本は
と言っている間にも世界もまた確実に日々と時間をかけている。Youtube
動画共有サイトは一般化したように。日本が各メーカーごとのOSでの混戦を
続けている間にWindowsでOSが寡占状態になったように。
 
 別にインド映画が日本で流行ろうが流行らなかろうがそれは別にいいんだ
けれども、そうした世界を見る目ってのを失いたくないもんだなぁ… っと
私は思うんですよね。閉塞したくない、と言いますか、まぁダイナミックな
変化と成熟の過程ってのは見ていて面白いってのもあるんですけども、ね。
 
(ま、エンターテイメントの点では日本は絶望的だとは思っていますけど。
かつて『Ong-Bak』を観て、そして観客の支持に危機感を持ってドニー・イェン
が『SPL』を製作する事になった、とか、そんな話、日本のエンターテイメント
業界で聞いた事ねぇですもん… )