『Tim Burton's The Nightmare Before Christmas』

 
 DVDの注文をしようとAmazon.comで検索をしている時に出てきた品。
リリースがOctober 24, 2006って事ですが既に旧版を持っているのでリマスターだカバー曲だダニー・エルフマンのデモ版だ3D仕様のジャケだ、ってだけでは特にそれ程食指が動かなかったんだけどもここんトコの円高に加えてAmazon.comでの値段が$14.99、そして視聴でのホンのさわりででも興味を持ってしまったのでオーダーした品、でして今更感アリアリではありますが一応内容の紹介。興味のある方だけ
 
 収録曲は
 

 

  • Disc: 1
    • 1. Overture
    • 2. Opening
    • 3. This Is Halloween
    • 4. Jack's Lament
    • 5. Doctor Finklestein/ In the Forest
    • 6. What's This?
    • 7. Town Meeting Song
    • 8. Jack and Sally Montage
    • 9. Jack's Obsession
    • 10. Kidnap the Sandy Claws
    • 11. Making Christmas
    • 12. Nabbed
    • 13. Oogie Boogie's Songs
    • 14. Sally's Song
    • 15. Christmas Even Montage
    • 16. Poor Jack
    • 17. To the Rescue
    • 18. Finale/ Reprise
    • 19. Closing
    • 20. End Title

 

 

 
 3Dジャケはそれ程のものでもなし。3枚の絵での立体っぽい構成はもぅ少しやりようもあるような気もしないでもないんですがまぁここはあくまでもオマケなんで。過剰な期待はしない方がいいかと。
 ディスクにはそれぞれロック、ショック、バレルの三人が配置されたもので旧版とも違うしディスクそれぞれ違う、ってのも気が利いてるんではないかと。
 
 んで。
 
 Disc: 1の収録曲&構成は旧版と同じ、なんですがリマスターのお陰で音の奥行きと厚みが増えた感じがするような気がします。あと、音量が若干上がった、かな? これだけでもまだサントラを所有していないファンならばコチラを迷わず購入した方がいいでしょうね。
 
 で、DIsc: 2なんですが…
カバーという事ではてさて、と思っていたのですが私個人の感想としては「非常に無難」って思いましたワ。ボーカルの声のキャラクター性っか個性寄りでアレンジ自体にそんなに驚くようなものは無いかと… この点は好みの分かれるトコでしょうかね。海外のカバーアルバムやトリビュートアルバムなぞ時折歌詞くらいしか原曲が残ってないようなのに出会う事もありますけど、それらと比べるとデティールの変更はあってもメロディや構成の変更は殆どしていないのが大半。逆に
マリリン・マンソンが『This Is Halloween』を歌ったら」
 って想像と期待通りのアレンジでのクオリティの高さがあるんで意外性を求めるとアレですが、そうでなければ安心して聴けるんじゃぁないかと… って中でのShe Wants Revengeが担当した『Kidnap the Sandy Claws』はメロディは残しつつもトーン等をイジる事でえっれぇ不安感を漂わす面白い一品になっていたと思いましたな。
 ダニー・エルフマンのデモ曲はデモ版だけあってDisc: 1の曲と比べるとやや隙が多いようにも思えるんですがこの映画の元となるティム・バートンのイメージ画には近いかな?って気もしますね。全体的に重めで暗いトーンでいつつも何処かしらゴッテリと狂騒的と言いますか… 猥雑な感じがする、とでも言えばいいですかね? これはこれで楽しいしアリだと思いましたよ〜
 確かに既に旧版を持っている人にはちょっと微妙ぅなトコがあるとは思うんですけども、円高の今ならさほど割高感も感じないんではないかと。一応『Nightmare Before Christmas (Spec)』っと日本のアマゾンでも取り扱ってはいますが個人輸入をしていてAmazon.comから何かを買うついでに、ってのなら悪くはないかと思いますよ*1
 
 … という感想だけで終わりたかったんですが。
 
 一応日本版もリリースされているようだし、あの映画が好きな方で個人輸入をしていない人にはその方がいいんだろうなぁ… っと思っていたんですけど、日本版のボッタクリ仕様と言うかオマケ商法がCDにまで及んでいたのには流石に呆れましたな。
 具体的には

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス・スペシャル・エディション・オリジナル・サウンドトラック(初回限定盤)

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ナイトメアー・ビフォア・クリスマス・スペシャル・エディション・オリジナル・サウンドトラック

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 ってあるんですよな。
一番上の限定盤ってのは6cmのフィギュアとそれを収める為の箱がついて、ってので定価¥ 4200、次のは通常版と同じ定価¥2500、だけどアマゾンでの名称だとピンズがメインでCDがオマケにしか読めませんよなぁ… 毎年毎年なんやかんやとオマケをつけたコレクターズボックスがリリースされるDVDも酷いというか人の足元を見下し切ったエグイ商売だとは思いますが、CDまでそういう商法をするってのはそれでも買い揃える客がいるって事なんでしょうけど、だったらもうちょっと価格を下げてもいいんじゃぁないんでしょうかね? 確かにリマスター版という事で二枚組みになったしで手間もかかっているのは承知していますが、旧版を買った人に対してもすごく失礼な話じゃぁないんですかね?
 日本版ったってどうせ適当なライターが書き散らかしたライナーと日本語訳の歌詞がついているだけっしょ? こまさか日本版のみわざわざ全部新規に企画から何から全部イチから準備し用意し編集したものでもないんでしょ?
 
 確かにダウンロード販売もようやく日本で定着しつつある情況で、わざわざリアルのソフトを購入してもらう為のリアルの付加価値が必要なんでしょうけども、それは何もオマケだけじゃぁないでしょうに。まして、その為に価格が上がるなんてのは本末転倒なんじゃぁないんですかね? コンテンツビジネスにおいて薄利多売は日本国内だけでは望めない商法なんでしょうけども、だからと言ってただただ搾取していいってワケでもないでしょうに… 客にソフトを手にした満足感って幻想だか妄想を与えてこそ次に繋がるんじゃぁないの? そのソフトを手にする前に露骨にボッタくる気マンマンな姿勢と態度をするな、ってぇの。搾取や暴利を貪る事それ自体が悪いってんじゃぁない。やるなら何故もっと上手く、巧妙に騙そうとしないの? ネットで海外からオリジナルのソフトが買えるしダウンロード購入が出来るこの時代、付加価値のつけ方っか搾り取り方とかもっと色々あろうように思うんですけど、ね…
 

*1:日本のアマゾンで輸入版の在庫が無い場合、取り寄せてから… ってなるんであんまりオススメ出来ません。まぁ今んトコ在庫はまだあるようですが…