「時事雑記。」

 
 HD-DVDが規格争いに敗れてこれからはBlu-rayの時代!っと言われている
ものの、HD-DVDは高品質ソフトを提供する手段の1つでしかないし我が社と
してはこれからは現在のDVDとダウンロード販売に力を注ぐ
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/04/news033.html
 という東芝の社長のインタビューを読んで、アカデミー賞開催の危機にま
でなった全米脚本家組合のストの力加減がよく解ったような。
 
 っかね、
 
 日本ではVHS単体デッキは生産されなくなったそうだけど、世界的に見れば
まだまだVHSって結構な人気もあるし、VCDなんかまだまだ現役って国だって
一杯あるわ、DVD規格自体もまだまだ枯れたとも言えずソースが同一でも再生
するハード側での余地もまだまだある、ってのの中で、レンタル店に卸して
の使用権料こそが興行収入のメイン!って我が国は兎も角として、ソフトの
売り上げも重要な海外で、ただ高画質というだけで高い値段のソフトが果た
してそないに普及するの?って疑問があるんですよね… それこそS-VHSみ
たくなるんやなかろか? とかね。
 
 かつてのVHSとベータで言えばベータの方が圧倒的に高品質だった。
 VHDにLDは勝利はしたが、DVDに比べれば遠く及ばず。
 8ミリビデオ対VHS-Cはどちらが勝利するともなく。
 MDとDCCはMDが勝ったもののMP3にその座を掻っ攫われて。
 MO対HS、ZIPドライブの規格争いもありましたよな…
 一頃、ネスケこそ王道みたいな風潮もありましたよな…
 
 高品質の方が良い、って誰しもその品質を最大限に活かして享受・消費が
出来るものでもなく。Youtube程度の画質でも観れればいいという層は何も
発展途上国だけじゃなし。
 その事を思うと「ソフトを売る」事に拘ったメジャー映画会社の思惑での
勝利でしかないだけに、なぁんか安心出来ないんですよな… 情況はまだ、
結構流動的に思えるんですけどね… っと思う日曜日の午後。
 
(いやまぁ築40年以上の木造一戸建ての我が家で今のDVDですらその能力を
最大限に活かしてやってないのを思うと次世代なんて、ねぇ?)