「DVDの感想2つ。」

 
・『Alice in Wonderland (1976)』- Region All
 思っていたよりマスタリングが良かったのと、予想以上にアリスの世界を
ある程度題材にしていて、想像以上にちゃんとミュージカルをしていた、と
いう点でそれなりに楽しめたかと。
 その分、実用性には問題アリなんでしょうけど(笑)、艶笑物として制作
年の事を置いておいてもそれなりの出来ではないのかなぁ… っと思うんで
すけども。で、こういう余裕と無駄さに満ちたのが70年代ならでは、っての
は言いたくはないんですけど鷹揚さ、呑気さも含めてちょっと現代ではもぅ
作れない作品だろうなぁ… っと。まぁオススメはしませんが。
 
・『The Game Plan (2007)』- Region 1
 インド映画の俳優を見慣れるとロック様でも華奢に見えてしまう(笑)。
まぁこれでドゥェイン”The Rock”ジョンソン名義は最後だそうで、それに
相応しいコミカルな映画だったんですけど一つ一つのエピソードの積み重ね
がやや甘く、且つ説明不足なのもあってレンタルで観るのならば悪くはない
品だとは思うものの購入してまで… ってのはチョイと思えない。
 ディズニーらしく解り易い台詞、鉄板な展開、そしてドゥェインの生来の
雰囲気の明るさとが相まって悪くはねぇんですよ。でもアメフトのシーンが
あまりにも少ないし、クライマックスでスーパーボウルならぬChampionship
戦が本編の最後も最後で10分以下、ってのはあまりにも短い上に突然現れ
た娘によっての主人公の変化がキチンと描ききれてないから盛り上がらない
んですよな… この点で同じディズニーのスポーツ映画『Miracle (2004)』
だけでなくウィル・フェレルの『『Blades of Glory (2007)』でさえちゃん
と試合のシーンでクライマックスになってたのを思うとあえて外したんだろ
うけれども、ちょっと個人的にノれなんだなぁ… っと。