「雑記。」

 
 ニール・ヤングの悲痛なメッセージ:「音楽で世界は変えられない」
 http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2008/02/post_9b67.html#more
 
 先日の夜、喉頭癌から復活した忌野清志郎の復活後初のTVライブが放送
されていて、その変わらなさと変わった部分にアレコレと言葉や思考を並べ
るよりも圧倒されていて。決して好きな音楽ではないがミュージシャンとし
ては好ましく思う人だけに感慨ともまた違う感情に揺さぶられて。っか、
何のかんのと言って現役で存在感と華があり、かつスタンスは殆ど変化しな
いままでロックし続けてるというのはシーナ&ロケッツといい若手が変に
相対化の中での他者への冷笑が増えている中では複雑な気持ちもしていて…
って時に読んだニュースでまた色々考えてしまって。
 
ジョン・レノンはいい時に死んだ。彼がもし今でも生きていたのならば彼
は今のような伝説にはなっていない。音楽で世界は変わらないよ。」
 と以前、ロックの歴史番組で語ってたのはミック・ジャガーかスティーブン
・タイラーかジーン・シモンズだか誰だったか… 確かに世界は今よりも広
く、情報も無く、互いの事を知らずにいられた時代では「音楽」だけではなく
様々な行動が「世界」への道であり、希望でもあったのだろうと思うとこの
ネット社会の解放故の閉塞感の息苦しさを若者はもっと辛く思うのだと思う。
 
 それでも人は食う為に何かをしなければならず。
ただそれを誰かの為に、何かの為にと言い訳をするのもやはり生き様であろ
うが、好みで言うのならば心の底から一縷の望み、幻想、夢物語としてでも
信じている者の声や想いの方が私は支持したい。
 
 まぁ、そういう生き方しか出来ない、ってのはオオニタ某らのように手前
勝手に都合良く言われ過ぎてて胡散臭くなっちゃってる昨今ではありますし
スッパリと割り切れぬ事の中に抱くものが多くのなるのも中年なんだろうな
ぁ… っと思ったり思わなかったりした日曜日の夜。