「日記」

 
 会社の帰り道に今まで気が付かなかったのだがフト信号待ちにシャッター
をここんトコ下ろしっぱなしのビルが気になってよく観たら名古屋には同じ
納屋橋饅頭って名前の饅頭を作ってる店ん中で賞味期限偽装と再利用でガサ
入れされたとか言う本店で、よくよく見てみてもただシャッターが下りてる
だけで一見すると定休日?みたいな感じに見えなくもなくもないが世間様の
風評って台風ならぬ耐風って感じに思えなくもないが、そうするってぇっと
シレっと舌でも出してやり過ごす気マンマンの卑怯者に見えなくもないのは
単に私が名古屋嫌いってだけでなく、万松庵、分店といった同名商品を売る
他社に迷惑をかけているのに一切アナウンスも出さないで地元のニュースで
「いやぁ私が入社する前からやっていたんでそういうもんかと思って…」
 っとニヤニヤしながら喋る社長の姿を見ているからかもしれん。
 
 そして辿り着く大垣駅前。
駅前には私が子供の頃からずっとやっていた不二家があった。今年の1月の
偽装問題の煽りをくらってシャッターを下ろしお詫びの張り紙をして30年
以上あった筈の歴史が終わった。多分、このまま再開もせず、何れ別の店と
なるのだろうが… 気持ちが折れた人にどうこうと言う気はしないが、一方
で鉄面皮の赤福といい、ニヤけた合名会社納屋橋饅頭の社長といい、なんか
不愉快な連中には事欠かないよなぁ… と思うと夜風が余計に冷たく感じた
月曜日の夜。