NHK教育 日本の話芸『井戸の茶碗・三遊亭歌司』

 
 清兵衛さんが高木佐太夫に仏像からお金が出てきた事を説明されている辺りでもぅ眠くて退屈で堪らんので中座して昼寝しましたな。で、屑屋繋がりで染二師匠の『らくだ』のCDを聴いたら目ぇ醒めて笑って笑って聴き終えて改めて昼寝しましたわ。
 
 去年『らくごくら』で観た三遊亭遊馬氏のが善意と善人で一杯のいいこの噺を非常に好ましく爽やかに演じられてそれがとても面白かったのと比べるとず〜っとつっかえて噺のリズムっか間にノれないだけでなく正直清兵衛の人の良さを表すエピソードや裏長屋の浪人・千代田卜斎の名前等々の噺のカットが多い割に「仏像の台座の紙が剥がれて中から五十両が」ってのをはじめとする合点がいかないデティールの多く、そして所作や人物の付け方がほぼ一本調子で本来ならば登場人物が多い賑やかさもある噺がどうもそうは聴こえないとあってはねぇ… お金の無駄はまた節制して働けば何とかなりますが時間はそうもいきませんしな。
『三遊亭歌司師匠のHP』を観てみるに芸暦の長い方であられるのは解りましたし、ひょっとすると収録日に体調が悪かったのか場所が良くなかったのかそれとも出番の位置の都合もあったのやもしれませんが… 今後あえて観よう聴こうという気にはとてもなりませなんだ。まぁそれも収穫、なんでしょうけどね…