「日記」

 
 もぅ何度か書いた話だとは思うんですけども。
 
 君子之交淡若水
 小人之交甘若礼
 君子淡以親
 小人甘以絶
 
 って荘子の言葉に感化されているワケでもないんですが、あまり友人とし
ての関係を強要するというのは趣味じゃないんですよね。一緒の仕事をして
いるでもなし、まして住まう場所も年齢も、時に性別も国も違う事があるん
だし、加齢によって情況も変化する中で(結果的に、でも)あえて自分から
相手に「友達」って関係を続けてもらうよう要求するような事はしたくない。
 
 だからなんだけど、矢鱈と「仲間」「友達」を言う人間ってのは信用出来
ないし、浮世の柵でそういう人間との関わりをしなきゃならん時にこの荘子
の言葉が思い出されるのだが… 生き方、考え方の違いとしか言い様が無い
事なのに、ただ違うという事すら許容出来ないでひたすらに己の思う「仲間」
「友達」である事を押し付けられてもねぇ… 少なくとも私はとても許容も
容認も出来ないんですけどね… っとボンヤリ思う水曜日。
 
(モノサシは人それぞれって事くらい理解していてくれたらばまだ出来る話
もあるんだけどね… とか、まぁ浮世の柵ん中でやってくしかない身として
は言っても詮無き事なんだけども、ね)