無期限停止の秋山成勲、年内復帰が濃厚。

 

 
 7月16日に神奈川・横浜アリーナで開催される「HERO’S2007〜ミドル級世界王者決定トーナメント開幕戦〜」の対戦カード発表会見が2日に都内で開かれ、無期限出場停止中の秋山成勲に関して前田日明HERO’Sスーパーバイザー、HERO’S実行委員会でK−1を主催する株式会社FEGの代表取締役である谷川貞治氏がともに年内をメドに、早ければ今年9月に復帰させる意思があることを明らかにした。
 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070702-00000043-spnavi-fight
ヨリ
 

 
 一応親前田の私でも全面的な賛同や支持は出来ないと言うか…
いやまぁ「人間社会の上で大事なのは、素直に罰を受けて謝ったヤツを許すこと。反省している人間に対して、さらにこれでもかと非難するのは間違っていると思う」ってのにどうこうってのでは無いんですが、でもなぁ… 以前記事にもしましたが、あの短期間にコロコロと言説を変えまくった挙句の謝罪って事をする人間ですしなぁ。これが10代の子供ならいざ知らずの1975年生まれの今年32才の成人男子だし、『すっごい滑るよ!』内の「秋山成勲の過去」にまとめられたこれまでの経歴と言動に加えて謝罪会見後の出場停止処分中にモデルと夜遊びがフライデーされてたりと「素直に罰を受けて謝った」かもしれないけど私には本当に反省しているのか疑問に思うんですよね。まぁまた何かやらかしたら罰を受けさせるだけの事かもしれませんが、これだけ真っ黒なイメージがついてしまった人間をクリーンに更生にってするのも無理目なんだしプロレスと違って現役選手でいられる時間が短い格闘技系の人間にそこまでイメージ回復にかける時間と手間もアレでしょうから、是非前田SVと谷川Pにはこの際秋山を徹底的にヒールとしてプロデュースするのはどうでしょうかね?
 
 まず復帰記者会見には丸坊主にしてるんだけどグラサンと安いアロハに金ネックレスをジャラつかせSHIHOさんを同伴しながら登場。開口一番、
「初心に帰ってゼロからやり直す、って事でリングネームはNULL秋山に改名します!」
 と乳くりあいながら宣言。無期限出場停止期間中について記者から問われると
「トルコに行ってローションとマットの使い方を勉強してました! あ、今はソープランドって言うんだっけ? でもトルコはオイルレスリングの本場だからそのうち勉強に行きたいですよね〜 勿論、練習相手は女性、絶対美人に限りますけど!」
 と哄笑の1つもしてみせたらもぅ完璧なのではないかと。
ついでに秋山応援団として羽賀研二渡辺二郎あびる優等の豪華芸能人を動因、TBSも亀田家共々全力でバックアップしてみのもんた和田アキ子の番組にバンバン出演させて喋らせ、必要だったらやくみつるも呼んできて舌戦させたりってこれまでのノウハウがあれば戦前にはもぅ話題は充分でしょう。
 
 で、
 
 谷川氏がライトヘビー級王者防衛戦やトーナメントの対戦相手に用意するのは元WWEでもショーン・オヘアじゃなくてザック・ゴーウェン、とか徹底してどう見ても秋山より間違い無く弱い子供、老人、女性、障害者ばっかにした上に秋山の試合のレフリーは梅木レフェリーのみに限定。秋山はモチロン連戦連勝で、その度にコーナーポストの上に駆け上って
「柔道最高!」
 っと叫んで拍手を強要、って実に今のK1らしい視聴率の集め方だと思いません? んで、時々ボブ・サップとか「もしかしたら秋山に勝つかもしれない」って程度の格闘技の選手としてもTV的にも旬は過ぎてるけど知名度はまだある選手に【お仕事】をしてもらってスカしながら観客、視聴者のヒートを溜めるだけ溜まったトコロで実力者との対戦にするんですが、1Rはもぅ徹底的に逃げて逃げて逃げまくって、それこそ鼻水や涎をたらしまくって泣きながら逃げて観客の期待を煽るだけ煽って迎えたインターバルでセコンド総出で秋山の体の汗をタオルで拭うんだけど何故か2Rのゴングと共にコーナーから出てきた秋山のグローブが膨らんでいて体がツヤツヤと滑(ぬめ)り光ってんのね。で、レフリーはチェックしないし試合も止めないでそのまま秋山の逆転勝利、ってのを繰り返して… え? これじゃプロレスじゃないかって? ええ、確かに

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 のアンディ・カフマンとジェリー”キング”ローラーと抗争を参考にしてますけどね。
でもK1は競技じゃぁないし、もぅ誰も公平や公正さがある組織でも大会でもないのは十二分に知れ渡っているからこれくらいやったっていいじゃぁないですか。谷川氏は
「制裁というのなら、僕はリングの上で制裁した方がいいと思っている。秋山選手のことを気に入らないと思っている選手もいるでしょうからね。そういった選手とやるのもいい」
 と言ってますけど、谷川氏の傍若無人さはこの際置いておいても組織としてプロテクトする方向をハッキリ出している秋山選手と真面目に試合として取り組み勝負に臨む選手が関わるのは嫌でしょうし、個人的には関わって欲しくないんですよね。涜してほしくないって言いますか、穢さないで欲しいって言いますか… まず勝っても負けても勝っても秋山の禊の為の八百長、仕込み、ワークと言われる可能性があるのに加えて例え勝っても実績として特別美味しくも何ともないし負けた時のリスクの高い秋山という対戦相手と試合するメリットなんてギャラ以外無いじゃぁないですか。
 でもまぁ色々な事情や都合もあるんでしょうから今後も秋山選手を商品として使うんだったらこういう使い方がいいんじゃぁないの?って思うんですけどね… いいじゃぁないですか、望まれたってナカナカ心の底から本気で憎まれるヒールなんてなれるもんじゃぁないってのに素材、経歴としても充分、既にそれが自然に、ナチュラルに出来ている人材なんですし。まぁナチュラルのヒールは大成しないものらしいんですが、だからこそこの人材を活かして立派に育てるのもスーパーバイズ、プロデュースなんではないでしょうかのぅ… っと。