『タラデガ・ナイト -オーバルの狼- 』の展開に不満。

 日本版の元になったのはUS版Unrated Widescreen Edition。
劇場公開オリジナルのPG-13版よりも13分長いDVD特別版、なんだけど元々

「全米興行成績で初登場No.1を記録した映画を、3カ月連続でDVD化する「“欧米か!”レーベル」」
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070606/spe.htm

 という趣旨、趣向としてなら劇場公開版こそリリースするべきだと思うの
だが… 実際、アメリカでのUser Reviewを読んでみるにUnrated版は冗長、
無駄とする意見が結構あるんだけどねぇ…

 それにこのキャンペーンで出るのが
『タラデガ・ナイト -オーバルの狼- (Talladega Nights - The Ballad of Ricky Bobby)』
レニー・ハーリン コベナント 幻魔降臨 (THE COVENANT)』
ギャングスターズ 明日へのタッチダウン (Gridiron Gang)』
 のどれも邦題が微妙に野暮ったくしてある以前にまず、全部アメリカ映画
で「欧」が無いじゃん。まぁUS Box Officeのトップにヨーロッパ映画が輝い
た事は確か無い筈なのを思えば仕方無い部分もあるかとは思うけれども、こう
いう企画、セールスをするにしては何かダサいような… っか、それぞれの
作品や出演者のファンからするとたった3タイトルの為だけのタカアンドトシ
起用といい、あんまりいいイメージを感じないんじゃないんでしょうかねぇ…

 あと、権利関係がウザかったのやもしれませんが元々自分トコのグループ
商品なんだからUS版にあった
「Daytona 500 Spot」
NASCAR Chase for the Nextel Cup Spot」
 も収録して欲しかった。折角の全面協力の元での迫力あるレースシーンも
ウリだってのに… そりゃまぁ日本でのNASCAR知名度なんて高が知れてる
やもしれんけど、ひょっとしたら日本でのウィル・フェレル知名度とそう
差が無いやもしれませんがな…

 こうして日本版で観られるって安心感はありますし有り難いっちゃぁ有り
難い事ではすが、どうせ半年しないウチに廉価版とか出すんでしょうから
せめて初回版を購入するユーザーにもうちょっと配慮は欲しいんですけども…
助けてトム・クルーズ!(謎)