マンガの感想っか雑記のような。
もうちょっと色々購入してはいるものの、結局一回眺めてしまえばそれで良し・特に書くべき事も手元に残しておく気も無し… って贅沢ですけれども、技術的には私の子供時代からは想像もつかないくらいに向上した分、それが発想や表現の枷になってもいるような… って事で、あえてその逆を行ってる
トニーたけざきのガンダム漫画 2 (角川コミックス・エース 113-2)
- 作者: トニーたけざき,矢立肇,富野由悠季
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/04/26
- メディア: コミック
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モデルを製作塗装し、ジオラマを組んで撮影した画像データをコンピューターで調整し加工した上でマンガにするというその手間暇のかけっぷりの半端なさったら。こういう事をすると手間暇そのものを語りがちになりそうなものだがあえてそれすらもギャグにした上でマンガとしても面白いってのは凄い事かと。確かに初代TV版ガンダムに寄ったネタなのでやや人を選ぶとは思うものの、前作とは違う形でのネタの示し方といい作者は辛いんでしょうが読者としては本当に楽しませてもらいましたわ。ちゃんとカラーで出版したのも偉い!
で、
こういう手間そのものがギャグってのは私だと『怪奇版画男 (Big spirits comics―版画SPECIAL)』だよなぁ… って事で購入したのが
- 作者: 唐沢なをき
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2007/05/25
- メディア: コミック
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いやその、辛さ自体もギャグで決して自虐・自嘲ドップリでも無いしその辺は凄くドライでだからこそこの連作短編のオチがどれも皮肉、悲壮ではあるものの突き落とす感じにはなってない、というこの匙加減は唐沢なをきならでは、なんですけどね…
コレ別に、マンガに限った話でもなくて、演劇、映画、絵画、小説、ナドナド自己表現に関わる者だけでもない、エピソードそれ自体ではなく構造としてはごくごく普通に、一般に転がってる事なんよね。それこそ酒場でウダあげて喚いてる連中と一緒。自己の客観視が出来ない人間って事。また最近はそういう人間が少なくないだけに、第1話の『』が若者として直球(笑)で一番罪が無いのと比べると後がねぇ… そこまで意図、意識してのものかは判然としませんが。コレで素直にゲラゲラ笑えれる人は幸せな人だとは思いますがオチカヅキはしたくありませんな。いやまぁ私も笑うこたぁ笑ったんですけども、ね。
で、
油断しないで最初っから覚悟をして楽しむ作品、って事で待っていたのは
- 作者: 倉島圭
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2007/06/08
- メディア: コミック
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