古いヤツだと笑われても。

 

 
 米国 映画DVD消滅!? ダウンロード販売が急伸
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061013-00000011-fsi-bus_all

 

 
 個人的にはツマンナイ話だと思う。
いやまぁ毎月4,5枚程度の購入を数年しただけで収納スペースが破綻してしまった私ですから時として
「こんな出来の映画だったらわざわざ買わなくても良かったなぁ… 」
 っと思う事が無いワケではないし、物流のコストやリスクを考えれば自然な流れなのかもしれん、とは思うんですよ。
 
 でもねぇ…
 
 CDではなくレコードが青春時代だった私からすると手にブツがとれないってのはどうも寂しいんですよ。かつてYESやらプログレバンドがやってたてような「A面とB面を引っくり返す間も演出・意図の1つ」みたいなのが無くなりジャケットがちんまりとしてしまったCDにもどこか物足りなさを感じてはいるんですが、そこから更に手に取るブツが無くなる、なんてのはねぇ… それで安価に観る事がが出来るとしても、例えば
 ・『The Texas Chainsaw Massacre (Two-Disc Ultimate Edition) (1974)』
 とかのようなケースの素材とかで驚いたりするブツや、
 ・『Deep Blue - Entdecke das Geheimnis der Ozeane (Special Edition)』
 ・『Ray (Limited 2-Disc Special Edition) (2004)』
 ・『Le Peuple migrateur - Edition 2 DVD (2001)』
 や最近のWrestleManiaのようにケースに仕掛けがあるモノと出会えた楽しさも、
  ・『Charlie and the Chocolate Factory (2005)(Two-Disc Deluxe Edition)』
 のようなトレカやチョコレートの匂いのする協賛会社の広告とかの遊び心に満ちたオマケとも出会えなくなってしまうんですよな… それって私には寂しいんですよね… 古いヤツだと笑われても。
 
 しかし次世代規格の事もあるし、海賊版対策って事もあるんである程度の流れとしては仕方ないんでしょうな。でも、あえてシンプルに本編のみのDL版と、監督や出演者のコメンタリーとか特典の付いたDVD版って棲み分けは出来ないもんでしょうかねぇ… 割高になっても手に入れる楽しみってのは無くして欲しくないんですよ、私にとって映画にしろ音楽にしろ本にしろ、娯楽は消費物じゃぁないんですから…