一刻堂 大垣南店

 
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 元は確か11番ラーメンだった筈で、多分モデルチェンジっか方針転換… モスの匠味みたいなもん? …で外観をまるで居酒屋のようにして一刻堂、って事らしいがかつての全国チェーン店に求められたのは味とサービスへの安心感からオペレーションのノウハウとコストになってしまった昨今で果たしてこういう一見専門店的げな本格嗜好系ってどうよ? って思ってはいたんですがまぁ金曜日で夫婦揃って仕事で疲れていたのもあったので利用してみる事に。
 
 外観同様店内も黒っぽいオシャレな感じでライティングもやや暗め、BGMはジャズって事でますます居酒屋っぽいですラーメン屋に思えません。メニューは効率優先で種類があまり多くないんですがつけ麺もあるのはイマドキ、なんでしょうかんのぅ… って事で妻が一刻しょうゆ(¥550)、私がこってりしょうゆ(¥680)にギョーザ(¥350)、からあげ(¥480)をオーダーしてみました。面白く思ったのが着席してから出したポットに入っているのが氷水ではなく冷し緑茶ってトコ。多分粉末かパックのを移して… って事なんでしょうが麦茶に比べると時間劣化が現れやすいのになぁ… ってトコに面白味を感じるのもどうかとは思うんですが(笑)、だってそれくらいしか面白く思えるモノが無いんですもの。
 
 ギョーザと唐揚を頼んだからかやや時間がかかって出揃うブツ、ちゃんとサイドを出してからラーメンってなのは嬉しく食べてみたんですが… まぁ不味かないんですけどあえてこの店に来てまで食う味でもないな、っと。やや小降りなドンブリに入ったラーメンの外観は極めて普通なんですがカンスイっかケミカル臭をやや感じるスープの味もダシと調味料の甘さと一緒にケミカル臭を感じまして荒い背脂のお陰で脂分の多い私の方よりも脂分の少ない妻の方がより感じられる印象であります。飲んでいくとダシ用のトリガラ?げな細片がポツポツ出てくるのはわざとなんでしょうけど個人的にはいらないかなぁ… 色々と能書きの多かった麺はややノビめだったんで特に印象も無く、具材も特にコレという印象もありませんのでスープとの相性やらってのもまぁ特に思う事も無く、インパクトも無いかわりに後味や満足感ってのも無いかと。
 ギョーザはパリパリではなくふやふや系でこれまたアッサリ目。唐揚もカリカリではなくふやふや系で一緒に盛り合わせがコーンとモヤシなんで余計にしっとりしておりまして。そのふやふや加減でどちらも一応熱いこたぁ熱いんですが焼きたて揚げたて!って感じよりはレンジから出したて保温機から出したて、って思えました… いや実際はちゃんと焼いた揚げたのかもしれませんが… が、まぁそれは好みの問題ですからふやふや系が好きな方ならノー問題でしょう。
 
 価格帯としては安め、店員さんの態度も平均的、店内は綺麗でオシャレっぽい、食べたモノから言えば山岡屋のようにどれもクドくも人を選ぶ個性も無いんで万人向きかとは思いますが、まぁそれだけでしょうかね。いや不味くはないんですけど、ね…