「明日でオシマイ。」(日記)

 
 … っても御盆休みが、ですが。
 
 とりあえず体力と時間の余裕があるんで『Aankhen (2002)』後半と日本版
『ラガーン (2001)』を鑑賞。もぅお腹一杯。
 
『Aankhen (2002)』は前半がほぼ準備に費やされたのに対し後半はその計画
の進行と破綻と… って展開で、ちょいっと無理がある部分は置いておける
だけの演出で観れましたな…
 ただミュージカルシーン、入り方が唐突&終わってからの繋ぎも雑&映画
としてあまり意味も必然性も無い&華にも欠ける、ってのだったんで退屈で
はありましたが、それ以外はどこをどうとも尺のカットを思いつかないって
点と「盲人による銀行襲撃」ってアイディアを巧く見せたって点は個人的に
面白かったですよ。
 
 対する『ラガーン (2001)』はもぅ豪華なフルコース。
恋愛あり、裏切り、戦い、再生、っと様々なドラマを重くなり過ぎない軽妙
でウェットにならないテイストでやってくれたんで途中でINTERVALを挟みな
がら、ではありますが4時間近い作品を妻共々堪能いたしました。CGでは
ない群集凄い数といい、セットの大きさといい、なんか昔のハリウッド大作
… それこそ『スパルタカス』とか『十戒』とかを観終えた時の感覚に近い
のですが、あそこまで宗教&説教臭くなく、且つ主人公が持っているのは勇
気と信念で、特別な人ではない、ってのと前述しました話の語り口の軽やか
さもあって楽しかったですよ。
 ただ… 終盤っか全体の三分の一を占めるクリケットの試合、私はル−ル
が殆ど解らなかったんでチョイと盛り上がりに欠けましたし、再生のエピソ
ードがもうちょっと欲しかったんですがそこはそれ。DVD化されているの
は普通この国際版224分版でインド国内版の240分版ではないのですし、収録
されていた削除シーンもそんなに必要とは思われなかったので適切なカット
だったんではないかとは思います。