商売。

　
　ジョニー・デップの日本での人気が明確になったのは何時頃なのだろう？　性格俳優とまでは言わなくてもかなり変わった映画に多く出演していたものだが、やはり宮崎駿監督作品における『トトロ』効果とでも申しましょうか、最初の劇場航海時には打ち切り扱いだったもののその後何年も何度も繰り返し繰り返しＴＶ放送してきた『シザーハンズ（Edward Scissorhands (1990)』なのかなぁ…　とか思っておりますがさて、アマゾンに

シザーハンズ (製作15周年 アニバーサリー･ギフトBOX) [DVD]

　ってのが出てたんで早速チェックをしてみまして…　だって今ある特別版とかアニバーサリー版とか名称つけてるだけで中身変わらないし…　って事で若干の期待をしつつ仕様を見てみるも、結局

　
●筒型スリップケース/US特製スチールケース/製作15周年記念版限定ピクチャー・ディスク仕様
●貴重な復刻版スノーグローブ/オリジナルラメ入りTシャツ付き(レディース:Mサイズ/白)/復刻版パンフレット付き
　

　ってオマケがついただけでディスク内容そのものの特典とかの仕様変更とかは一切無しですか、そうですか。確かに去年末頃アメリカでは「Collectible tin and six photos from the original movie set」を付けた『Edward Scissorhands (Collectible Tin Anniversary Edition)』が出たけど通常版より$10高い程度だったのと比べると、オマケの為に果たして通常版の１０倍の定価￥19,800って値段を盗ろうってのはまぁいい根性してやがりますなぁ…　いずれHMVとかで叩き売りされる様が容易に想像出来ますが、どうせ１５周年記念版ってのなら、
　
「字幕翻訳:戸田奈津子」を変えろや。
　
　当時から人称とかキャラクター的におかしい台詞や言葉足らずの部分が多い字幕だったのがずーっと続いてるんです。今の時代に合わせる必要は無いけど、オマケを付けてのボッタクリするよりも適切な字幕をつけるのが映画会社としての筋ってもんじゃぁねぇんですか？
　
　って事で、これまで購入なされてない方には

　
●筒型スリップケース付/製作15周年記念限定ピクチャー・ディスク仕様
●復刻版ミニパンフレット付き
　

　って仕様で定価￥1,990の

シザーハンズ<製作15周年 アニバーサリー・エディション> [DVD]

　の購入をオススメしますよ〜　っか、こんなさもしいＢＯＸなんか買ってはいけませんって。だからワケわかんないオマケだらけのＢＯＸ仕様で誤魔化したボッタクリ価格がまかり通ってるのは私の知る限り日本だけなんですから！