『レモニー・スケットの世にも不幸せな物語』

 
 レンタルで鑑賞。
 
 結局、シリーズ化を前提にした脚本って時点でアウトだと思う。
セットや衣装等、美術は本当によくやっていて溜め息ものだし役者はそれぞれ巧者揃い、スコアも適切ではあるが、語られるべき部分を語らず、語る必要の無い部分をあえて語るというチグハグさと戸田奈津子ちっくな字幕の出来に辟易。勿体無いっちゃぁ勿体無いが、「惜しい!」と思う程の出来ではないな、っと。
 テンポっか構成的には無難だし、映像を観るという点では決して悪かぁないんですよ。ただ、これで一体観客に何が残るかったら、ジム・キャリーとセットくらいでしょう? ってのは私的にはイマイチ、ですな…