宴の終わり。

 
 
 … っても、私にとっては昨日の3位決定戦の
 カーン!
 カーン!
 カーン!

 で終わってるんだけど。
 
 それでも今朝起きると丁度延長戦でついつい朝飯を食いつつ観てしまうのが哀しい性だが… だって両方ともディフェンシブでカウンター狙いだし… 、不可解な
ジダンの頭突きが喧伝されているような相手側からの暴言による挑発であるのならば前回のドイツ戦前のチクリっといいイタリアの優勝は素直には喜べないよな。別に審判が見てなければ何をしてもいい、ってワケじゃぁないが、審判が見ていなくとも紳士たれ、って思いたいじゃぁないですか、それがタテマエやキレイゴトであったにせよ。結局大会MVPが優勝チームのキャプテンのカンナバーロではなく敗者のジダンになった事って、そういう事なんじゃぁないのだろうか。
 
 しかしまぁ、またフットボールは変わりましたな…
 
 どんどんコンパクトに、精緻に、緻密に、そしてスピーディーになっていて。そして、伝統だった筈の美しいサッカーは死に、トータル・フットボールは捨てられ、シャンペン・フットボールは枯れてしまったのが寂しくないワケがない。でも、汚いチームと嫌われていたアルゼンチンが華麗に舞い、勝利に意地汚いが故に退屈でつまらないと罵倒されて続けてきたドイツが果敢に最後まで攻めて、攻めて、攻めて、戦い抜いた。アフリカ勢も進歩してる国もあったし。様々なプレイヤーの、様々なドラマが産まれ、終わり、そして始まる… 4年に一度だからこその運もあれば不運もある。そんなワールドカップを観ていて本当にフットボールが好きで良かったなぁ… っと思う。
 
 宴の終わりは寂しいけれど、でも4年後… 生きていて、観たいなぁ…
 
 っと思う3●歳の誕生日(苦笑)。
だって次なんか40代だよ? W杯で面白さに目覚めてからもぅ20数年、だなんてなぁ…