『黒薔薇昇天』発売。
何時の間に出てたんだッ!
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2006/03/24
- メディア: DVD
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っと言いたくなるくらいに嬉しい。
藤本義一原作、神代辰巳監督、ヒロインに谷ナオミ、そして主演は岸田森という濃ゆい濃ゆい日活ロマンポルノ『黒薔薇昇天』、基本はコメディで多分に実用的ではない(笑)この映画はブルーフィルム業界の悲哀と屈折みたいなのも滲んだ面白ぅて哀しいお話でもありますが、実相寺監督作品でのカリスマ役やら何やらテーマとか観念とか背負わされていない岸田森が実にノビノビと馬鹿馬鹿しく主人公・十三を演じてる様が好きなんですよ私。
そりゃまぁネィティヴな関西人の方にはこの作品での岸田森の大阪弁ってのは苦笑もんでしょうし、それ以外にも映画の出来も含めてこの作品は人に薦める気なぞこれっぽっちもござんせんけど、好きな私にはとっても嬉しいニュースでしてのぅ…
思えば…
会社の近所の個室ビデオ屋にてVHS版を見つけて我を忘れて
「頼むから売ってくれや。1万までなら出すから!」
と食い下がってしまったが為に店側に余計な気を起こさせてしまって結局お金を払ってダビングしてもらったブツの入手はしたものの、
「しかしいつかはブツを手に… 」
と思ってる間にその店が潰れてしまってブツは何処かに行ってしまって凄く凄く悔しい思いをしたものですが、日本映画にしては比較的安価なDVDでリリースされるたぁねぇ…
まぁメーカーHPにある
●オリジナルネガよりローコントラストニュープリントを起こし、テレシネしたマスターの傷や汚れを修正したデジタル・ニューマスター使用。
とか、特典も含めて話半分程度に思っておいた方がいいたぁ思いますけどね、何せ日活でもロマンポルノのフィルムの管理以前、そもそも昔の日本映画のDVDに綺麗に美麗にデジタルリマスターされたブツなんって滅多に無いですし、小冊子にしたってまぁ知れたもんでしょうよ。んでも、VHSが確か定価¥19800だったのを思えば、日本映画のソフトで、話題作でもなければ好セールスが望めるものでもないこの作品にしては安価に入手出来るんですもの。岸田森ファンなら買っておきましょうよ〜
っと、はてなキーワードで「岸田森」を見てくれた人で、このリリースを知らない人がもしいたら気がつきますように… って事でこの記事をUP。私はもちっとしたら注文しまっさ〜