『HAUTE TENSION (2003)』

 
 フランス製の『悪魔のいえけにえ』系スラッシャー映画*1、なんだけど、わざわざフランスから個人輸入するのも割高だし…

 
Amazon.comの場合*2
『High Tension (2005)』 Price: $14.99 + Per Shipment $3.99
 
Amazon.frの場合*3
『Haute Tension』 EUR 22,01 + Cost Per Shipment EUR 13,00

 
 どちらも一番安いStandardでこんな感じ。
実際にはフランスは一般消費税が20.7%課税されている状態なのでブツの価格はもちっと安くはなるものの… カードの為替変換分を多めに見込んでもUS版が送料込みで¥2300程度、なのに対してフランスからのオリジナルは¥4300程度かかるんですよ…
 

 そりゃぁフランス版だけの2枚組みスペシャル・エディション(EUR 25,31(税込))ってのが気にならないか? ったら嘘になりますが、フランス語がカケラもワカランのにフランス語字幕だけしか無いDVDなんか買えるかッ! いくらスラッシャー系かてカケラも解らんじゃ話にならんて… って事でAmazon.comからオリジナルである『HAUTE TENSION (2003)』ではなくUS版の『High Tension (2005)』をオーダーしたんだが、注文確定後に
「いやしかしUS版ってどうよ?」
 っと気がついて汗が。
 
 いかな映画大国アメリカであっても実はそんなに自由というものではなく、レイティングが厳しい上に商売の都合もあるのでオリジナルからのカット、ってのは割合とよく行われているんですよな。
 例えば今でこそ『ロード・オブ・ザ・リング』や『キングコング』の… と言った方が通りやすいピーター・ジャクソン初期の大傑作『ブレインデッド』にしたってUS版DVD『Dead or Alive』はオリジナルより数分短いんですよ。じゃぁ宗主国イギリス版ならいいか? と言えば実はイギリスもカット版が多いし… ってドイツやフランスやイタリアとか、カットや再編集版なんて珍しくもないんですよな。よく日本ではモザイクやらがどうたらって言われてますが、映倫という団体が天下りの利益団体って問題はあるにしても、映画の規制やカットなんてのは世界中で行われているもんですいなぁ…
 
 んで、
 
 Yahoo!フランス等フランス国内の映画関連webで『HAUTE TENSION (2003)』を調べてみると、Duree(Runtime)は「1 h 35」のようなんで、US版DVDのRuntimeも「95 minutes」ってのを見るに多分、だけどUS版DVDはフランスのオリジナルを収録したものだと思われるのでまずは一安心、だったんだけど一応IMdbで調べてみると

 
Runtime: 91 min / USA:89 min (edited version) / Germany:85 min (DVD version)
 

 って何じゃそりゃ!?
確かにIMdbは間違いも決して少なくないから参考にしかならないものなのは解ってはいるけどさぁ… でも、昔の映画ならいざ知らずアメリカでは去年公開された、オリジナルのフランスでも03年に公開されてる映画、だろ〜が〜…
 と言って、
わざわざ確認の為だけに、割高なフランス版を個人輸入する程の気合もお金も確認する時間も無いが… こういうのって悩ましいよなぁ…
 
 しかし、今まで購入したフランス版DVDが美麗だったらもうちょっと購入へと心の針は振れていたかとは思う。あんまり期待もしてない作品なのも含めてまだスルーしてもさほど気にはならんけれども… でもまぁ、映画を個人輸入をしているとこういう事ってずっとついて回ってくるんだよなぁ… っと苦笑する土曜日。
 まぁ、それだからこそ面白い、ってのも無くはないですけど… ね?