M−1グランプリ。

 
 適当にダラダラ雑記。
 
・4分はキツイね。
 それでもやってるのは凄いし、それだからこそ技術が見えてくるが… 勢い、どうしてもテンションで引っ張る形にならざるを得ないんだけど、それが漫才としての理想か? ったら、まぁ別の話だと思うし、ねぇ…
 
笑い飯が面白いと思えない。
 ボケに対するボケの重ねをテンションで引っ張る、ってだけにしか見えない。ネタ的にも展開が小さくて狭くて浅く、技術的にもカツゼツが所々で悪いのが凄く気になる。
 
南海キャンディーズは何故漫才なのか。
 しずかちゃんをあのままで… ってなったらコントしかないんじゃないのか。漫才という形式(スタイル)で小ネタを繋げるだけよりもしっかりした起承転結のあるコントの方が合ってると思うんだが… 技術的には流石関西らしくシッカリしているんだが勿体無いなぁ… っと。
 
麒麟は惜しかった。
 ツッコミ担当の田村裕が緊張し過ぎて自滅、って見えてまして… 一回戦のネタで一番笑ったのはこのコンビだっただけに残念。決勝のラスト、ボケのテンションをツッコミが越えるなりサゲなりオチが綺麗だったらなぁ…
 
ブラックマヨネーズ
 オーソドックスなんだけど、顔の表情も含めて凄く安定しているのにテンションで観ている観客を安心させないで崩していくのは巧いなぁ… っと。お笑いと言ってもタレント志向の芸人? が多くなった昨今、久々に若手で漫才師らしい漫才師だと思える。番組通しで二番目に笑ったコンビだけど、決勝戦でフォーマットが一緒なのにあれだけのネタが出来て演れたんだから優勝は当然だったなぁ… っと。
 
・『エンタの神様』の弊害。
 収録ではちゃんとしたネタを客前でやっていたとしても、放送時にザクザクに切られイジられ加工されたモノとなって、それで評価を受けるようになった芸人達は不幸だなぁ… っと思う。どうしたってテンションが高い場面かネタ的にも小さいものにしかならんが、そういう環境の中での評価とオファーである事の自覚があったにしても、じゃぁどうやって対応すればいいのか? っとなったら究極的には出演しない、しか無いんですよな… ってのも含めて困った番組だと思う。
 いくら短くても、ちゃんと最初から最後のオチまでやらせていた『ボキャブラ天国』の方がまだマシだったのではなかろうか? 消耗、消費の度合いが強過ぎて、こんな焼畑農法みたいな番組から何が残るんだろう? そして、そういう番組で瞬間的に部分部分だけを享受しての「笑い」をしてる視聴者にも一体何が…