『妖怪大戦争』を観ましたよ。

 
 ゴツゴツとDVDが届いているんだけど、お盆休み中にどこにも出かけ
ないってのは妻に何てなじられるか解ったもんでもないのとそろそろ来月
からの自分的公開ラッシュに備えてとりあえず『妖怪大戦争』を観に行き
ましたよ。夜8時半からの上映なのに結構お子様もいたりしたもで不安に
なりましたが… いやぁ劇場で観る分には素直に楽しめましたよ。
 特に人間の少年で選ばれし麒麟送子となる神木龍之介君が、役者として
とんでもないレベルにいて肝、中心として立派に果たしているんでゲスト
出演の素人(宮部みゆき荒俣宏京極夏彦水木しげる)らも含めて
うざったう思えたくらいで。
 
 あぁ、栗山千秋は『Kill Bill』からちっとも役者として成長してねぇ…
 
 とか寂しく思ったのと、細かいトコロで辻褄が合ってなかったりシーン
としてはいいんだけどあまり必要ではない場面があったり特撮にあと1桁
かけて欲しかったとか難は色々あるんですが、兎に角一本の映画としての
ヴァーッ!っと楽しめるように撮ってまとめた三池監督は偉いな、っと。
 ぶっちゃけ、『D.O.A』『牛頭』なども観ている分にはもっと脱力
系のエンディングを予想してたんですがどうしてどうして、豊川悦司が相
変わらずカツゼツは悪いが場内の空気をビシtっと絞めてみせたのでもぅ
満足でございましたよ〜
 
 ただ、これ、DVDで観ると多分、特撮のショボイ日本映画っと観えて
しまうんだろうけど、と言って強烈に人にプッシュ、オススメ出来るだけ
の映画か? ったらまた違いますしな…
 大人達が皆、ちゃんと真面目に取り組んだ映画って気持ちの良さはあり
ますが… う〜む… って映画ですかな、うん。