色々と。

皇帝ペンギン』がドキュメンタリーならこれもドキュメンタリー
なんじゃねぇの? っと。動物を使ったネタ集だけど似非ヒューマニ
ズムのカケラも無い、実におバカな作品で笑えた。ただ、嘔吐や糞
ネタは勘弁してもらいたいが。
  場合によってはCDのオマケについているようなブツではあるが、
流石にそうならぬようにライブ映像集や収録曲の音声解説をつけて
いる分、このテの商品としては価格も含めて良心的か。
 
・『At Last the 1948 Show』
 ジョン&グレアムの言葉の饒舌さがスケッチのメインになってる
分、観ていてすげぇ辛い。画質、音質は約40年前のものからすれ
ば上等だとは思うものの、それよりも昔に収録されたものが元の と比べると微妙なトコかな… まぁリマスタリングし過ぎて画面
が飛んだりザラついたりするのは勘弁だが、もうちょっと音声くら
いはクリアーにしても… って思わないでもないか。
 そのうえに早口なのもあって辛い…
 
Do Not Adjust Your Set [DVD] [Import]

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 上と違ってビジュアル系だけにまだ何とかなるかな? って気が
しないでもないんだが、最初のスケッチで「我は獅子王!」ってな
イギリスの歴史ネタでのスタートは本当にこれが子供番組なのか?
って驚かされる。
 まぁイギリス人の教養として歴史とシェークスピアが外せないの
は承知&覚悟はしているし、こちらも知らないワケではないが…
 先行き不安。
 
妖怪大戦争 (2005)』
 
 栗山千明は『Kill Bill』からちっとも役者として成長してねぇ…
 
 とか、寂しく思ったのと、細かいトコロで辻褄が合ってなかったり、
シーンとしてはいいんだけどあまり必要ではない場面があったり特撮
にあと1桁かけて欲しかったとか難は色々あるんですが、兎に角一本
の映画としてヴァーッ!っと楽しめるように撮ってまとめた三池監督
は偉いな、っと。絵として観れるんですよな… そりゃCGの使い方
や造形としては『キャシャーン』のキリヤさんの方が巧いんだけど、
映画として観るには、その使い方も三池監督の方がもぅ断然かと。
 ぶっちゃけ、『D.O.A』や『牛頭』なども観てる分にはもっと
脱力系のエンディングを予想してたんですがどうしてどうして、豊川
悦司が相変わらずカツゼツは悪いが場内の空気をビシっと絞めてみせ
たのも映画的には満足かと。
 
 と言うか神木隆之介君が、役者としてとんでもないレベルにいるん
で他の子役どころか役者も食ってるんですよな… それに『義経』の
出演の際は監督がいい加減だったんだなぁ… 素材が凄いと使う側の
力量やセンスまで露見するんだなぁ… っとか思ったりもして。
 
 ただ、これ、DVDで観ると多分、特撮のショボイ日本映画と観え
てしまうんだろうけど、と言って強烈に人にプッシュ、オススメ出来
るだけの映画か? ったらまた違いますしな…
 大人達が皆、ちゃんと真面目に取り組んだ映画って気持ちの良さは
ありますが… う〜む… って映画ですかな、うん。