「WWE関連雑記」

<a href="http://angel.ap.teacup.com/youaremyangel/">「WWE リアルタイムの四方山話」</a>様の記事中で観た筈だが
今見ると無いので(勘違い?)ウロオボエで書くと、

 WWEオースチンと映画製作で合意し、契約。
 
 ってのを見て、期待とか夢より
「大丈夫かなぁ?」
 っと思ってしまうのは愛情が薄いのかもしれないけれど…

 最近のハリウッドの傾向として、とんでもない制作費でのビッグ・バジェット
がテーマパーク的な人気を得ているのに対を成すように、低予算の自主制作映画
の人気が着実に出ている、ってのもあるのが気になるんですよ。
 かつてと違い、低予算・無名の製作&出演陣の自主製作であっても人気次第で
はどんどん上映館数が増えていくシステムは凄く健全だと思うんですが、一方で
それは投資対象としてのビッグ・バジェットの危機、リスクでもあるんですよね
当たり前ですが。去年だと『アラモ』はアメリカで記録的興行失敗を成したそう
ですが、そういうシビアなマーケットにおいてプロデューサーは最早リスクをも
カバー出来るだけのとんでもない資金を集められるだけでは済まず、脚本やキャ
スティングも読めるだけの力を求められているってのが現状なのに… そういう
意味ではジェリー・ブルックハイマーは半端じゃないと思う… WWEが企業と
して映画業界に進出する上でのコストに対するリターンをどう認定しているかに
も拠るから一概には言えないものの、なんとなく
「ハリウッドの連中にタカられてオシマイ、ってなるだけじゃないの?」
 って不安っか心配をしたくもなるんですよね。
いいんですよ、リターンがレスラーの一般層への認知だけで金銭的には一切、
全く求めていないってのなら。でもそうではないのなら、ちゃんと脚本や映画の
マーケット事情、監督らの能力を読めるだけのスタッフがいなければプロレス界
以上に魑魅魍魎の多いハリウッドではただのカモにしかならんような… っての
が杞憂になればいいんですけどね。ただ、二兎を追う者一兎も得ず、と言うよう
に、作品としての優劣と興業としての成功失敗は別物なのに、それを見誤った一
例こそが『The Rundown』じゃぁないか? って気がしてるんですよ、私は…