「結果はまだ先、と思うが… 」(映画雑記)

 昨日の日記で『Blade: Trinity』初登場2位を
「立派なものだと思う。」
 と書いたが、TBAさんの<a href="http://angel.ap.teacup.com/youaremyangel/">『WWE リアルタイム四方山話』</a>の14日付けの
エントリーによれば
<font color= blue>「思ったほどの成功を収めていません。」</font>
 だそうだが…

 私が「立派なものだ」と思った理由は5つあって、

1・クリスマス・シーズン向きとは思えない作品をあえてこの時期に公開。
『AvsP』にせよ『RESIDENT EVIL』にしろ、サマーシーズンやハロウィンなど
その映画に合った観客が見込める時期の公開を狙うのが普通。

2・この時期に厳しい「R」指定の映画。
 ピクサーの『The Incredibles』の伸び悩みの理由の1つ「PG指定」って
言われているのに、それより高いR指定。で、

3・今週のトップ10の中のR指定と比べて…
『Closer』の総収入を既に抜き、『Alexander』も余裕の射程圏内に収めた数
字ではあるし…

4・マイナーなシリーズの続編。
 原作は人気が無くて打ち切りになっていたモノだったし、映画にしてもそ
れ程にヒットしたワケではない。

5・初公開週にしては少ないやや上映館数。

 って事で私には充分な健闘、だと思うんですけどね。

 それでも見込み違い、失敗、と今の時点で言うのならば、そりゃぁ監督兼、
初プロデューサー業をしたDavid S. Goyerのミス、って事だろうなぁ…
 だって『Seed of Chucky』はハナからそれを解った上での制作費だった
から結果として今のヒットは想定外だったと思うが、それと比べてそもそも
このテのジャンルのターゲットとなる層と数、公開時期等のリスクも考えて
の制作費になってなかったってだけじゃぁないの?
 まぁどうせWesley SnipesのギャラとCG制作費の高騰が理由なんだろう
けど、それをどうにかするのがプロデューサーである筈だが、監督でもある
事でバランスが取れなかったんだろうかねぇ…

 でも、私はやはり「健闘している」と思うですよ。
ここから伸びるかどうかは映画次第ではありますが、始めは地味だった自主
製作系映画でも、口コミで人気が伸びて大ヒットとなったってのは今年だけ
でも『Supersize Me!』や『Fahrenheit 9/11』に『Napoleon Dynamite』、
そして『SAW』など、一杯ありますしね。ましてメジャーなんだから出来さ
え良ければ… って思うんですけどね。