「迷いましたが、こちらで『お返事』」(雑記)

 ぶっちゃけ小田実とか吉本隆明とか大島渚とか大江健三郎とか、かつての
時代の言質を無かった事にしてご商売やってる方が大勢いるように私の周囲
においても「あの世代」の方々は何かっ〜と
「俺達の時代は世代ではなく個人で生きて来た」
 だの
「俺達は戦ってきたんだ」
 だの、聞いてもいねぇのに陶然と一席ぶつのがもぅ醜くて醜くて
「だったらそんなお偉いお前らとお前らの子供の現在を、絶対に文句言うん
じゃぁねぇぞ!」
 って怒鳴っていた私ですが、世の中そういう人間ばかりでなく、
「自分達が『ベトナム解放万歳!』と叫んだ事の間違いとその責任を自分は
果たさねばならない」
 と言う方だってちゃんといるんですけどこれは絶対的な少数なんですな。

 今の世の中にしたってまともな人はいるのは承知してるんです。
年齢や性別なんか関係無くて、真っ当な人は真っ当だし、駄目な人は駄目で
単に世代での仕分けなんてのは自分でも詭弁だとは思うんですけど、かつて
「人民による革命を!」
「大学を開放せよ!」
 とか言っていた人達がその時代よりも体制、制度を強化して、既得利権に
むしゃぶりついて離れようとしない様を見るにつけ、
「お前ら、『自己批判』って言葉、他人にしか使わないんだなぁ… 」
 って言いたくもなりますよ、実際んトコロ。

 とは言え、嫌気がどれだけ差そうとも、否、嫌気が差すのであるのならば
「あの世代」の連中とは違って少なくとも間違った事だけは言わぬように…
分別や道理は弁えて… でなければ「あの世代」と同じ事になってしまう…
って思うようになってから15年以上、ネットで自分よりも年下の世代の方
が多い状況でより強くそう思うようになってきてるんですな、私。

 いやしかし朝生の影響かもしれませんが、ただただ自分の我侭をただただ
言葉の投げつけあいをするだけで良しとしてたり、相手の言葉や理屈を圧殺
して勝利する事で己が正義! ってしたがる人って多くない? そんなのは
その場における一面的な瑣末事であって、本質の無い議論もどきになんざ、
手前ぇのストレス発散ぐらいにしかなりゃぁしねぇのになぁ… とか。

 でもまぁ時々、そういう真っ当なのは本当に嫌になる時もあります。
 それこそ、
義務も責任も自覚も無い、そんな手前ぇ勝手の連中は「あの世代」に限らず
「とりあえず一回潰れろ! 滅べ!」
 って(苦笑)。