「時代とはいえ」(DVD雑記)

 明け方の冷え込み加減にやや早く目覚めてしまったんで
「とりあえず冒頭くらいは… 」
 っと『the WRESTLER』をプレイヤーにセットするが、どうも
相性が良くなく認識してくれない。『STOMP』や『Kaiju』など
もそうだったんだが、何度か試していれば認識してくれる事も
あるんで「すわ、不良品か!」と言えないんだが、結局バタバタ
してる朝に悠長に認識出来るかどうかの繰り返し作業をするのも
精神衛生上良く無いんでとりあえず、ライナーノーツだけカバン
に入れて出勤電車の中で眺めていたんだけど、その中の
「BIOGRAPHY VERNE GANGNE」
 ってトコの中で

 Verne Gagne's career covers the entire
 period of wrestling from the <font color= red >”real” to ”fake” to ”entertainment” eras</font>.

 って書いてあったのは多分にそういう時代とはいえ… なんと
なく釈然としない感じがしてしまった。


 別に昔のプロレスが競技としての真剣勝負だったとは思わない
が、少なくともクリエイテイヴ・チームにギミックやアングルや
マイクの台詞まで考えられている現在ではなく、あくまで個人の
芸の力で… って『芸人』の時代だったんだろうと思うんだけど、
なんと言うかアマレス時代(NCAAで2度のチャンピオンに、19
48年のロンドン・オリンピックにレスリング・アメリカ代表に
選出… ってボブさんにウィリアムス、そしてカートらの大先輩
なんですなぁ… )を「real」とするのも、それに対比する意味
での「fake」ってのもなんか納得いかんのですよね。

 まぁ一般的、と言うか学術的っかジャーナリスティックに書く
とそうなるのかもしれないんだけど、例え興行ソフトの1つで
あったとしても、単に「ヤヲだのガチだのエンタメだのって単純
な切り口、レッテル貼りはあんまり感心しねぇんだけどなぁ…
 って思うのも時代のせいかもしれないけれど。


 … ってな事を思っているウチになんかますます観たくなって
はきたが、しかし当時のレスラー知らんのよねぇ私(苦笑)。

(しっかし「VERNE GANGNE」で「バーン・ガニア」と読ませる
ようにしたのは誰なんでしょうな。「BENOIT」を「ベノワ」や
「ベンワー」ってのは英語読みと仏語読みの違いなんだが、これ
もそうなんですかねぇ… )