『The Wrestler』、観たですよ。(dvd雑記)
『MASTER OF THE RING』ん時でも、自分のオールドスクールの知識不足故に結構
痛い目をみてる、ってのに注文するのもどうかと思ったものですがエンドロールに
ズラズラと並ぶ名前を、私でも知っている中から書いても
<font size= 5 > ドン・ムラコ
ワフー・マクダニエル
ビリー・グラハム
ビンセント・マクマホン
ダスティ・ローデス
ディック・マードック
ニック・ボックウィンクル
ビル・ロビンソン
リック・フレアー</font>
…って、まさにプロレス・オールスター映画でございました。
途中、他のテリトリーのチャンピオンとして写真だけなんですがブルーノ・サンマ
ルチノやシークが出てきたりと、オールドスクール・アメリカンプロレスや昔の
日本のプロレスをよく観ていた人には堪らんモノではないかと思います。
あ、写真だけですが、ガニアのオフィスに馬場御大の顔が大きく入ったポスター
が貼られているのも驚きでしたが、肝心のフレアーさん、画質が悪いのもあるんで
どこに出演しているのか解らなかったんでもう一回ちゃんと観るつもりですが…
内容としてはビリー・テイラーなる期待の新人をプロモーターがどう売っていく
のか? ってのが一応のメインなんですが、ガニアが善玉のベタベタのベビー役に
撤しているのに対して、同じ「introducing」として出ているビル・ロビンソンが
悪役に徹しきって… 若造なんかと試合したくねぇ、試合では負けろ、ナドナド…
いるのもまた業界の掟的な部分かとは思うんですが、基本的に創作の『映画』って
形式ではあるんですがレスラーとプロモーターのやりとりや売り込み、ブッキング
やボーイズへのレスリング教室(解説付き)、そして実名ってのも含めて舞台裏を
も含めたドキュメンタリー的なドラマではないかと思います。途中で既にショウか
スポーツかエンターテイメントかの議論みたいなのもあったのは意外でしたが流石
に『レスリング・ウィズ・シャドウズ』『ビヨンド・ザ・マット』等のようなブツ
が出てる現在ではヌルイっか悠長な印象はありますが、でも30年前ってのを考え
ればこれも資料的な部分での価値はあるかな? っか、実際もこんな感じだったん
じゃぁないのかな? って、思ったりもして。
画像、音質は良く無いんですが何と言っても安いし(笑)リージョン0、試合場面
もそれなりにあるし、お好きな方はチェックしてみるのもいいかも?