「勿体無いなぁ… 」(TV雑記)

 
 大晦日の格闘技興行の視聴率が出たんだが…

 紅白が45・9%(第2部)
 … これは史上最低の数字、らしい。

 「K−1 Dynamite!!」が19・5%
 … 3年目も記録更新、だそうな。

 「PRIDE男祭り」が17・2%

 「猪木祭」が5・1%

 って数字を見ると、なんとも複雑な気がしますな。

「お祭り」として一番浮動層を掴んだのがK−1
「固定層を掴めた上に上乗せが出来たPRIDE」
「宣伝不足と画面の華やかさに欠けた猪木祭
視聴者に嫌われた」
 ってトコなんだろうけど、個人的には「男祭り」が
予想以上の視聴率のような気がする。
 だって世間的に見て、K−1以外は知名度のある
選手なんていなかった、と思うし、事前のパフォーマンス
って点で猪木祭にも及ばなかったと思うのだが、いざ
こうやってフタを開けてみれればこうなるんだからホント
よく解らないが、この数字を見る限り1つ言えるのは
「プロレスラー出場は集客に繋がらない」
 だろうね。
ここからどうビルドアップしていくかがプロレス界の04年も
課題になるんだが、Noahでさえ収束方向になっている
現状からすると、意外とハッスル1って(単体としての企画
やイベントとしてはともかくとして)何かのポイントになりそう
な気がしないでもない。「W−1」だってそうだったんだし、
プロレス界が完全否定しちゃったから03年は更なる地盤
沈下にしかならなかったが、いい加減ハッタリと昔の遺産
だけではもぅやっていけない… 規模縮小か拡大かの
選択をしていかないとマジで駄目なんだろうなぁ…
 まぁ、今回の結果の最大の戦犯は間違いなくプロレス
マスコミ以外の何者でもないけれど、乖離する事甚だしい
現状に対しての危機感ってあるのかなぁ…

 しっかし…

 紅白は約2人に1人観て、
 K−1とPRIDEは5人に1人、ってのはともかく…

 あのジュシュvs.シュルトを観たのが20人に1人って
いうのは勿体無いなぁ…
 
(他の新日本勢が負けるのは目に見えてい過ぎていた
から猪木祭がパスされたんだろうが、全ガチと過程して
みると選手がギャラ以上に報われないのは淋しいよね…)