「ナントコタエタモノヤラ」

 煙草を買いにコンビニに行く。
私の立ち寄る時間にはたいてい元ヤン風のオネーサンが
レジにいるのだが、今日はかつてのお仲間とおぼしき
オネーサンとオハナシをしていた。
 ま、さして急いでいる訳でもないし、オハナシの邪魔
をするのもナンだと思ったので、ちょっとレジから距離を
置いていたのだが。
「ねぇ、そういやぁサキ、結婚したの知ってる?」
「うん。デキちゃった婚(笑)」
 サクッと答えるレジのオネーサン。
「マジぃ? だってアレ、19でしょ? オトコは?」
「25だってサ」
「あ〜… ビミョ〜だなぁ〜。でも、ちったぁ考えて
ヤりゃぁいいのにさぁ。狙ってたのかなぁサキ?」
「さぁ? 勢いでダァーッ! ってヤっちゃって、
んで、デキちゃったってトコなんじゃぁないの?」
「まだまだこれからってのに子供ねぇ…
 勿体ねぇよなぁ〜(しみじみ)」
「何がこれからだよ(笑) ねぇ?」
 <FONT SIZE=9>ハイ!?</FONT>
そんな急に話を振られても、なんと答えていいものやら。
 ついガイジン風に肩をすくめてみせていた。