「悪貨は良貨を駆逐する」と言うけれど…

 
 週末の段位試験に煮えてる妻が
「試験が終わったら遊びに行こう! 映画でも行こう!」
 って地元の大垣コロナシネマワールドの予定表で選んだのが
 

 
 なにこの糞ダサイ予告編…
ドニーさんに限らず洋画の予告編が年を追う毎に、文字だらけでナレーションまみれで本編の美味しいトコをゴロゴロ引っ張ってきたりとイロイロ足りない子供を唆すような惨状になればなるだけ劇場に行く気がなくなってるんですけど、有難いのはこのネット時代、オリジナルの予告編をYoutubeで検索してみると…
 

 
 なんだ、面白そうじゃない!
『捜査官X (武俠 (2011) )』プラス『導火線 Flash Point (導火綫 (2007))』『Tom Yum Gonng2 (2013)』って感じ?(笑) ここんトコ、コスプレ物が続いてただけに久々の「映画ジャンル:ドニー:イェン」で楽しめそう… 確かにカットが多くてチャカついた印象はあってもナレーションやコピー文とかの誘導?ミスリード?してた日本版よりストレートで、シンプルで、映像で見せてるじゃん。日本版予告編って
 
 どうせ香港映画に来るような連中は知れてるから、自分で事前に映画の中身とか出演者を調べる事はしない怠け者を騙すにゃぁこんな予告編でいいんじゃね?w
 
 とか思ってんじゃぁなかろうね… 少なくとも、この日本版予告編には本編に対する熱意や愛やらといった情熱を全く感じれない、オリジナルのプレスをナナメ読みして適当にコピーを並べただけの適当さしか感じられないし、コレに限らないけど本編から眼玉のシーンをバンバン引っ張ってくる「これから観る!」って気持ちを萎えさせるだけの、しかもオチっぽいのまで入れてるってのどうなんよ? 「悪かは良貨を駆逐する」って言うけれど… 確かに日本人向けにカスタマイズする必要性はありましょう。でも、こんなのは間違ってる。やるんなら観に行こうって気にさせてくれよ。やるんだったらせめて騙されても仕方ないと笑える昔の東宝東和みたいヤリクチにしてくれよ。観客を育てないで焼畑で搾取しかしないのもあっての劇場離れなのにさぁ…