入院日記 入院日記 Part3、その14。

 

 
右瞼の一部を抜糸、ようやくと視界が戻る。実際には半分程度だが、キチンと見える事がこんなに素晴らしいとは。術後経過も問題無し、だそうでまずは一安心… の一方、左頸の移植手術は、失敗らしい。移植した皮膚は壊死をしてしまっているそうだ。先生は申し訳ないと繰り返してしたが… 手術に100%は無いものだし、今回の目的である右瞼形成がちゃんと成功だったのだから。全く悔しくないか、残念でないか?ったらそりゃぁまぁ… ってトコだけど、もし逆に瞼形成が失敗で左頸の移植は成功、だったら目も当てられない。感染症とか化膿とかって訳ではなく壊死してカリカリになってるってのもまぁ悪い状況ん中では後で剥離すりゃぁいいんだからマシな方だと思うし… って事で、明日退院決定。いやっほぉ!と、先生方が出て行って一人になってから感情や気分に色が蘇り、湧き上がってくる感覚が。
 

 
ちゃんと見える状態での食事は美味しい。ソマホで撮ってきた今迄の食事画像をタブレットに転送して確認して、あぁこういうものを食べてきたのか… と改めて思う。味覚だけでなく視覚もやっぱり重要なんだよなぁ… と言うか、よくまぁロクに見えない… 0.1程度でボケボエの視覚で補助や介護無しで過ごしてきたよなぁ… と思ったりもして。
 

 
退院に備えての後片付け、洗髪、入浴の準備で消灯時間まで過ごす。